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Anthro Vision 人類学的思考で視るビジネスと世界

ジリアン・テット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532324483
ISBN 10 : 4532324483
Format
Books
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

いま求められるのは、広い視野と「WHY」を突き詰める視点である。「未知なるものを身近なものに」「身近なものを未知なるものに」変化させ、隠れたパターンを見いだすツールである。本書では人類学者のように「虫の目」で世界を視て、「鳥の目」で集めた情報と組み合わせることで「社会的沈黙」に耳を澄ます技術「アンソロ・ビジョン(人類学的視野)」を紹介する。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)のトップジャーナリストが執筆した話題作。

目次 : まえがき もうひとつの「AI」、アンソロポロジー・インテリジェンス/ 第1部 「未知なるもの」を身近なものへ(カルチャーショック―そもそも人類学とは何か/ カーゴカルト―インテルとネスレの異文化体験/ 感染症―なぜ医学ではパンデミックを止められないのか)/ 第2部 「身近なもの」を未知なるものへ(金融危機―なぜ投資銀行はリスクを読み誤ったのか/ 企業内対立―なぜゼネラル・モーターズの会議は紛糾したのか/ おかしな西洋人―なぜドッグフードや保育園におカネを払うのか)/ 第3部 社会的沈黙に耳を澄ます(「BIGLY」―トランプとティーンエイジャーについて私たちが見落としていたこと/ ケンブリッジ・アナリティカ―なぜ経済学者はサイバー空間に弱いのか/ リモートワーク―なぜオフィスが必要なのか/ モラルマネー―サステナビリティ運動が盛り上がる本当の理由/ アマゾンからAmazonへ―誰もが人類学者の視点を身につけたら)

【著者紹介】
ジリアン・テット : FT米国版編集委員会委員長。米国版エディター・アット・ラージ。ケンブリッジ大学にて博士号(社会人類学)取得。フィナンシャル・タイムズ紙(FT)入社後、ソ連崩壊時の中央アジア諸国を取材。その後、東京支局長もつとめる。イギリスに戻り「Lexコラム」担当。金融ジャーナリストの最高の栄誉ウィンコット賞を受賞したほか、ブリティッシュ・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞、コラムニスト・オブ・ザ・イヤー賞、ビジネス・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞などを受賞。米国版編集長を経て現職。著書『愚者の黄金』(ファイナンシャル・ブック・オブ・ザ・イヤー賞受賞作)など

土方奈美訳 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たつなみそう

    文化人類学を専攻しタジキスタンの婚姻関係を調査した著者は、同じ目線を金融というビジネスに応用する。すると、業界のほとんどが当たり前と思っていた前提に、重要な手がかりがあることに気づく。未来を予測しづらいVUCAの時代を生きるには視野を狭めるのでなく逆に広げるアンスロビジョンが必要である。キットカットの人気の秘密、PCの使い方、思い込みは禁物で、その文化ならではの特徴は参与観察し分厚い記述のエスノグラフィーから組み立てるに限る。人間は合理的存在ではない、その文化独特の意味の網の目に折り込まれて生きている。

  • Hiroo Shimoda

    鳥の目のデータ分析に対し虫の目の観察。アウトサイダーの視点を身につけること。納得感があり面白い。金融界の事例も豊富。

  • はる

    人類学のものの見方や考え方が、ビジネスや社会において役立っていて重要であることを、たくさんの事例から感じられた。私個人としては人類学はおもしろくて好きだし重要だと感じるが、一般にわかりやすい価値を生むことは多くないと思う。一般にもわかりやすい本だったと思う。 日本でも最近は人類学をもとにしたマーケティングや組織開発などのコンサルを行う会社があるが、海外だとかなり前からそうしたことが行われてたのは驚きだった。

  • Lagavulin

    自然科学の考えに染まった脳みそを解きほぐしてくれる。とても大切な考え方を学べた。プロレス会場で選挙時のドナルド・トランプの勢いに気付けた事例がとても面白い。

  • papacy

    【人類学者ならではの広い視野と多様性】多様性の広がりと深さを、著者の体験談を例に挙げて分かり易く解説している。国家が、地域が、民族が、人種が違えば、価値観やモノの見方は大きく異なる。西洋人は極めて個人主義で、管理思考が強く、分析的。最近の日本人もそちらに近いか。だが世界全体で見ると、むしろ西洋社会の方が例外かも。著者の話が旨いのか、日本語訳が素晴らしいのか、読みやすくて面白かった。疑問点に声を上げる習慣、それが同意見でないという理由だけで攻撃・無視しないこと。一歩引いて見る寛容さが必要だろう。

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