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お城の人々

ジョーン・エイキン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488011307
ISBN 10 : 4488011306
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

医師と不思議な少女の恋を描いたおとぎばなしのような表題作ほか、犬と少女の奇妙な絆を描いた「ロブの飼い主」、お城に住む伯爵夫人対音楽教師のちょっぴりずれた攻防「よこしまな伯爵夫人に音楽を」、独特の皮肉と暖かさが同居する幽霊譚「ハープと自転車のためのソナタ」など、恐ろしくもあり、優しくもある人外たちと人間の関わりをテーマにした短編全十編を収録。ガーディアン賞、エドガー賞を受賞した著者の傑作短編集第三弾。

【著者紹介】
ジョーン・エイキン : 1924年英国イースト・サセックス州生まれ。父はピューリッツァー賞受賞の詩人コンラッド・エイキン。ジャーナリストの夫が亡くなってほどなく、作家としての本格的なキャリアをスタートさせる。“ダイドーの冒険”シリーズ、“アラベルとモーチマー”シリーズをはじめ、大人向けのホラーストーリーや、ファンタジー短編集、詩、戯曲と、生涯にわたって百冊以上の本を出版した。1969年にはガーディアン賞、1972年にはエドガー賞を受賞している。2004年没

三辺律子 : 東京都生まれ。フエリス女学院大学、白百合女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ☆よいこ

    ディストピア・ファンタジー短編集。エイキンのファンタジーは大人の良質童話▽[ロブの飼い主]一途な犬[携帯用エレファント]荒廃した世界の人々は森に行きたい[よこしまな伯爵夫人に音楽を]鈍感な教師[ハープと自転車のためのソナタ]修業後の会社に居残ってはならない[冷たい炎]死んだ友人からの電話[足の悪い王]〈最後の家〉に向かう家族ドライブ[最後の標本]標本を集める少女の秘密[ひみつの壁]自転車で山に向かうコウムイン[お城の人々]医者[ワトキン、コンマ]水車小屋の秘密の部屋▽死の匂いがしつつも愛を感じる物語10編

  • アナーキー靴下

    ああもう本当にエイキンの文章好きだなあ。訳者の方にも感謝しかない。何でこんなに短い文章に意味を持たせられるんだろう。といってもその筆致は線のような緻密さではなくて打つべく場所に打たれた点を辿っていく感じ。言葉を受け取った相手が想像する世界がエイキンには見えているの? と不思議で仕方ない。収録作品もどれも良かった。既読は「お城の人々」のみかな、でもがっかりどころかこれは何度読んでもいい。「ロブの飼い主」、少女と犬、物語としては王道な展開だと思うけれどエイキンの手腕で心をがっつり掴まれる。

  • 九月猫

    短編集3巻目。さまざまなタイプのファンタジーで、想定外の展開に驚くことも。 「携帯用エレファント」タイトルも世界設定もいい。文字が言の葉という葉となり、森に入って集めるには諸々の条件と手続きが必要。サラッと描かれているだけなのが勿体ないというか贅沢というか。もっと長い物語で読みたい。 「ハープと自転車のためのソナタ」と「ワトキン、コンマ」は幽霊譚だけど優しい着地。同じく幽霊譚の「冷たい炎」は……思わず苦笑い。 表題作は現代が舞台だけど、昔ながらの民話やおとぎ話のようで私の好きなエイキン。

  • 信兵衛

    明るくあれ、暗くあれ、どうあっても可笑しみがある。そんな処がエイキン短篇集の魅力です。

  • 斉藤フィオナ

    ダークファンタジーの趣があるが重くはない。ほんわかした気持ちで読み終える話も多い。さかたきよこ氏による挿絵もよく、ストーリーから想像する情景をストップモーションアニメにして観てみたいと思った。 一番のお気に入りは「足の悪い王」。公的制度にて年老いた親を“最期の家”に連れていく息子夫婦。作家だった母親は道中の車窓を眺めながらバイロンやシェイクスピア、讃美歌を次々と口にして詩歌の世界に遊んでいる。それを優しく見守る夫。目的地に着くと息子たちはそそくさと帰ってしまい、老夫婦は別々に案内されて →

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