ジョーダン・ハーパー

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拳銃使いの娘 ハヤカワ・ミステリ

ジョーダン・ハーパー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150019396
ISBN 10 : 4150019398
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

助手席は危険なスクール。少女はタフに生きるのだ!アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞!

【著者紹介】
鈴木恵著 : 早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紅はこべ

    ポケミスはやっぱりこのくらいの厚さが持ち易くて読み易い。ロードノベルであり、少女のビルドゥングスロマンであり、ピカレスクであり。ボニー&クライドのボニーの詩が掲げられているので、父娘版のボニクラでもあるか。娘を守るために戦った父がいつのまにか娘に守られている。本作の名言 〈人は結局のところ、自分以外の誰のものでもないのだ〉その自分をポリーは見つけちゃったね。

  • 海猫

    犯罪組織に追われる父と娘の逃避行。無骨な文章と独特の雰囲気には味がある。序盤は少し展開が重く、娘・ポリーが徐々に成長しだすとともに、物語にもエンジンが掛かる。最初は距離感のあった親子にも、交流が深まるが、トーンは一定してクール。時折、炸裂する暴力的な場面が刺激的。なかなかに歯ごたえのある一冊。

  • 遥かなる想い

    2020年このミス海外第2位。 刑務所帰りの 父 ネイトと 娘 ポリーの 逃亡の物語である。「子連れ狼」に影響を 受けたという本書が紡ぐ展開は 少女ポリーの 成長とともに、広がっていく。 視点を変え、場所を変え、父娘の旅を描く… ひどく映像的な ミステリーだった。

  • Panzer Leader

    これ一体どんな話と聞かれて、作者本人も答えている通り「レオン」「ペーパー・ムーン」「子連れ狼」を掛け合わせた物語と説明すれば、もうそれ以上語ることはないと思えるほど納得の作品。か弱き11歳の女の子が「拳銃使いの娘」として成長(成長でいいんか?)していくストーリーは読み応えあり。一つ一つの場面が思い浮かべられるほど映像向きで、後日談が読みたいなと思わせるスタイリッシュなハードボイルド小説。

  • のぶ

    悲惨な場面から始まった物語だったが、後半に行くに従って暗い雰囲気はなくなり、エンタメとして楽しむことができた。主人子は11歳の少女、ポリー。彼女の前に、刑務所帰りの実の父親ネイトが突然現われた。ネイトはギャングに追われており、妻子ともども処刑命令が出ていた。釈放されるや駆けつけたのだが母親はすでに殺されており、娘の命を救うため、ネイトはポリーを連れて逃亡と復讐の旅に出る。ポリーが健気で作品世界に陰湿さはない。生きるか死ぬかの旅の中でポリーの成長が見られて、父子愛の物語としても面白かった。

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