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ぼくは川のように話す

ジョーダン・スコット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784034253700
ISBN 10 : 4034253703
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある。吃音のある詩人をささえた少年の日のできごと。「ぼく」の心をすくった美しい川の光景が、心情あふれる言葉とみずみずしい絵によって胸にせまる絵本。小学校低学年から。

【著者紹介】
ジョーダン・スコット : 1978年生まれ。カナダの詩人。2018年、これまでの業績に対してThe Latner Writers’ Trust Poetry Prizeを受賞。初めて絵本のテキストを手がけた『ぼくは川のように話す』により、シドニー・スミスとともに、障害をもつ体験を芸術的な表現としてあらわした児童書を対象に選ばれるシュナイダー・ファミリーブック賞を受賞

シドニー・スミス : 1980年生まれ。カナダの画家。『おはなをあげる』(ジョナルノ・ローソン作)によりカナダ総督文学賞、『うみべのまちで』(ジョアン・シュウォーツ文)によりケイト・グリーナウェイ賞、初めての自作絵本『このまちのどこかに』によりエズラ・ジャック・キーツ賞とカナダ総督文学賞を受賞。上記3作と『ぼくは川のように話す』はすべてニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞している

原田勝 : 1957年生まれ。東京外国語大学卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    読友さんのレビューに誘われて。我が町の図書館にも置いてありました。インパクトのある絵に目が奪われます。『これがぼくの話し方』にたどり着くまで、どれほどの心模様が織りなされてきたのだろう・・それを思うと切なくて。私が何より強く感じたのはお父さまが素晴らしいという事。さりげなく、ゆるぎなく、そんな親に憧れる。

  • seacalf

    吃音症の少年が父の導きでたどり着いた美しいエウレカ。文章と絵が相まってとても胸に迫ってくる。それもそのはず、素晴らしかった絵本『うみべのまちで』のシドニー・スミスが絵を担当している。ハンディキャップや辛いことがあっても、優しく見守る人から授かった揺るぎない言葉と大好きな場所があれば乗り切れるのだというエールも感じられる。あわだって、うずをまいて、なみをうち、くだけていた。本人以外には理解しにくい吃音も、川に例えられると視覚的にわかりやすい。そういえば最近川を見ていないなあと無性に川の流れが見たくなった。

  • 「ほら、川の水を見てみろ。あれが、おまえの話し方だ」お父さんが彼に見せた川は、あわだって、うずをまいて、なみをうち、くだけていた。きっとこの川は吃音を持つ「ぼく」だけじゃなくて、人生が上手くいってない人や心が疲弊してしまった人にも通じるものがあるはず。もう何十年も絵本は手に取る機会はなかったけれど、絵本の素晴らしさを改めて感じました。

  • 岡部敬史/おかべたかし

    素晴らしい絵本。吃音である作者が自分が話せないことはどういうことか。そして自分の話し方はいろんな動きをする川のようだと父が言ってくれたことを表現しているのだけど、詩も絵も素晴らしく、久しぶりに鳥肌が立つ思いでした。この絵本以上に吃音というものをわかりやすく広く伝えられる本があるでしょうかと思わせてくれ「絵本」というもののあり方も考えさせられる一冊。ぜひ。

  • fwhd8325

    絵本という形式でありながら、実に内容の濃い作品です。著者自らの体験ですが、本当に素敵な作品だと思います。障害を抱えていることだけでなく、何かにつまずいてしまったときに、この作品を思い出すだろう。絵本の可能性を大きく変えてくれた作品だと思います。

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