ジョージ・フリードマン

Individuals/organizations Page

Books

2020-2030 アメリカ大分断 危機の地政学

ジョージ・フリードマン

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152099716
ISBN 10 : 4152099712
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

80年周期の「制度的サイクル」と、50年周期の「社会経済的サイクル」。米国の歴史を動かしてきた二つのサイクルが衝突する2020年代、未曾有の危機が大国を襲う―。国際秩序の未来を分析するインテリジェンス企業「ジオポリティカル・フューチャーズ」の創設者が放つ、新たなる予測。日本版増補「コロナ危機がサイクル移行を加速させる」収録。

目次 : 第1部 アメリカという発明(アメリカの体制と動きづづける国家/ 土地―アメリカと呼ばれる場所/ アメリカ人)/ 第2部 アメリカのサイクル(アメリカの変化/ 地政学が形作る二〇二〇年代の姿/ 制度的サイクルと戦争/ 社会経済的サイクル)/ 第3部 危機と静けさ(来たる嵐の最初の震え/ 二〇二〇年代の危機―サイクルの衝突/ 二〇二〇年代のテクノロジーと教育の危機/ 嵐の向こう側/ アメリカの時代)

【著者紹介】
ジョージ・フリードマン : 1949年、ハンガリー生まれ。ニューヨーク市立大学卒業後、コーネル大学で政治学の博士号を取得。ルイジアナ州立大学地政学研究センター所長などを経て、1996年に世界的インテリジェンス企業「ストラトフォー」を創設、会長を務めた。同社は、政治、経済、安全保障にかかわる独自の情報を、アメリカほか各国の政府機関、世界中の一流企業に提供し、「影のCIA」の異名をもつ。2015年には同社を辞し、テキサス州オースティンを拠点にバーチャル・シンクタンク「ジオポリティカル・フューチャーズ」を妻メレディスと創設、会長を務めている

濱野大道 : 翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語/韓国語学科卒業、同大学院タイ文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
アメリカ史の歴史的な流れ、特に南部の重要...

投稿日:2021/04/08 (木)

アメリカ史の歴史的な流れ、特に南部の重要性がわかって良かった。分断の本番はこれからという見立てなんだけど、意外と世代が入れ替わった頃にはあっさり終わるような気もしている。

kam さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた

    アメリカがアメリカである理由が書かれていると思います。「思います」と書いた理由は、今までヨーロッパ人の入植から現代に至るまで通じて、米国史に関する本を読んだことがなく、他の本と比較できないから。読むのに1ヶ月ぐらいかかったけど、アメリカはなんとな〜く出来上がった国ではなく、ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンといった「建国の父」と呼ばれる人たちが、将来どんな国になるかあらかじめ織り込んだ上で人工的にできた国であることがわかった。

  • Mark

    大変読み応えのあるアメリカ論です。アメリカという国は、地球上で唯一人工的に作られた国です。国家としてのまとまりは自由という「理念」のみが唯一の拠り所です。従って、そもそも分断の圧力は内包されており、過渡期には多様な思想や社会階層間の離合集散が活性化し、国を二分するような派手なことが起こります。トランプ騒動もその一部です。 著者の見通しは楽観的で、アメリカという国の理念に将来を期待する姿勢が見られます。そうあって欲しいと、自分も思いますが、答えは2050年ころに出そうです。楽しみに見守りたいと思います。

  • kan

    アメリカを、80年周期の制度的サイクルと、50年周期の社会経済的サイクルの2つの軸から分析する視点が面白い。トランプ旋風もBLMの流れも、それ自体に焦点を当てるのではなく大局観をもって見るというのに説得力がある。周期的に大きな構造改革が発生するアメリカだが、フリードマンによると、COVID19によってサイクル移行は乱れるどころかむしろ加速するとの見立て。人口分布のひずみと経済や軍事力の優位性から生まれる政治力学、生物学や医学におけるイノベーションが次のサイクルの鍵になりそう。

  • 鵐窟庵

    大統領選やBLMから読む。中学時代米留の友人は当時からトランプを予見していたが、分断は今に始まったのではなく、根源的に内在し体制の揺らぐ時代に約80年周期で表出する。その転換期が2020sで技術や経済が地殻変動すると分析。履歴を異にした人々が白紙の地へ渡り、数々の危機を迎えながらも、団結のために人工的な国家体制が発明され統合されていた合衆国。分断の時代だからこそ再統合のため体制転換や思想発明が必要。本書中でかつて欧州でがインテリゲンツィアだった部分が現在アメリカだとテクノクラートとなるのは多忙さ故にか。

  • yk_tani

    アメリカの建国以来の歴史を,制度的・社会経済的な2つ「サイクル」という切り口でレビューし,それぞれのサイクルの終焉が近づいているという,大胆な未来予測が繰り広げられる本。 現在,社会のいろいろな場面で,専門知識偏重ともいえるような制度設計・運用がなされているが,それが限界に達し,常識と知恵に基づく統治になるという大胆予想は面白かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items