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チューリングの大聖堂 コンピュータの創造とデジタル世界の到来 上 ハヤカワ文庫

ジョージ・ダイソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504915
ISBN 10 : 4150504911
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代のデジタル世界の発端は、数学者チューリングの構想した「チューリングマシン」に行きつく。理論上の存在だったそのマシンを現実に創りあげたのが万能の科学者フォン・ノイマン。彼の実現した「プログラム内蔵型」コンピュータが、デジタル宇宙を創成したのだ。開発の舞台となった高等研究所に残る文献や写真資料、インタビュー取材をもとに編まれた、決定版コンピュータ「創世記」。第49回日本翻訳出版文化賞受賞。

目次 : 第1章 一九五三年/ 第2章 オルデン・ファーム/ 第3章 ヴェブレンのサークル/ 第4章 ノイマン・ヤーノシュ/ 第5章 MANIAC/ 第6章 フルド219/ 第7章 6J6/ 第8章 V40/ 第9章 低気圧の発生

【著者紹介】
ジョージ・ダイソン : アメリカの科学史家

吉田三知世 : 京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    いつの間にか世間はコンピュータで溢れている。これはその源流となった、アラン・チューリングが考案しフォン・ノイマンが実現させたプログラム内蔵型コンピュータ創造の物語。プリンストン高等研究所に招聘されたフォン・ノイマンを中心に、それに関わった多くの人々の知の戦い。「何かを意味する数」と「何かを行う数」との区別をなくし、構造として具現化したビットをメモリとして、シーケンスとして具現化したビットをコードとして認識・・と、判じ物のようだが、これが設計思想の真髄!!のよう、多分。この万能マシンは1953年に生まれた。

  • roughfractus02

    第二次大戦での反ナチス闘争と戦後のアメリカへの人材移動がプリンストン高等研究所を舞台とした核兵器とコンピュータ開発、DNAの解明を推し進める基盤となる。そのメンバーだったフリーマン・ダイソンの息子である著者は、自らの記憶に留まらず膨大なインタビューや資料からその始まりを1953年とし、コンピュータ科学中心の創世記を編む。主人公はフォン・ノイマンだが、表題のチューリングなしにこの「大聖堂」はない。彼は一次元コンピュータで出来事の表現だった数を出来事の要因に変えた(プログラム)。上巻は気象現象に挑む9章まで。

  • タカボー

    皮肉だけど戦争があったから科学技術がこんなに進歩したとも言える。核兵器の開発者達によるコンピュター創造前夜の物語。門外漢だから意味がわからない所も多々あるが、とにかく一度最後まで通して読むのが重要だと修行に近い気持ちでページをめくっている。序盤の主題は高等研究所。利益を追求しない研究というコンセプトも必要なのかなと思った。どうしても企業主導になると投資を回収する必要があるから、未知のコンピュターという開発に時間がかかって、当時できるかどうかもわからないプロジェクトは成功しなかったかもしれない。

  • kamekichi29

    コンピュータの創世記。フォン・ノイマンとその周りの人たちによるコンピュータ創造の伝記のような感じ。各人のエピソードなど、かなり詳しく描かれていて、よくここまでわかるものだと思いながらも、読むのが大変なのでかなりすっ飛ばしました。。下巻へ続く。

  • Kiyoshi Utsugi

    デジタルコンピュータの開発物語です。ただし、一番最初にコンピュータを作ったと言われているペンシルベニア大学のENIACの話ではなく、プリンストンにあるプリンストン高等研究所においてフォン・ノイマンを中心に作られたコンピュータの開発物語になります。 プリンストン高等研究所がどのような経緯で作られたのかから始まり、コンピュータ開発に関わる人たちをどのように集め、開発が進められたかが書かれています。 今まであまりよく知らなかったため、ノイマンの人柄含めて興味深く読んでいます。

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