ジョージ・ジョンソン

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量子コンピュ-タとは何か

ジョージ・ジョンソン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150503611
ISBN 10 : 4150503613
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

0と1の切り替えの連なり―どんな高性能コンピュータも、根本にあるのはこの原理だ。だが、0と1の状態が「両方同時に」あり得たら?量子力学に基づいた、一見不可解なこの「重ね合わせ」状態を用いることで可能になる、想像を絶する超高速演算。その実現は科学の大きな進歩を約束する一方、国防や金融を根底から揺るがす脅威でもある…話題の次世代コンピュータの、原理から威力までがこの一冊でわかる最良の入門書。

目次 : ブラックボックスの中身/ なぜ量子コンピュータは注目されているのか/ そもそもコンピュータとは何か/ コンピュータの仕組み/ 量子の奇妙な振る舞い―「重ね合わせ」と「絡み合い」/ コンピュータの限界「因数分解」と量子コンピュータ/ 難題を解決するショアのアルゴリズム/ 公開鍵暗号を破る/ 実現に向けた挑戦/ 「重ね合わせ状態の崩壊」に立ち向かう/ 絶対堅牢な暗号「量子暗号」/ 宇宙一の難問―タンパク質折りたたみ・巡回セールスマン・バグ検証/ 九〇億の神の御名

【著者紹介】
ジョージ・ジョンソン : 1952年アーカンソー生まれ。『ニューヨーク・タイムズ』紙の科学記者、サイエンス・ライター。『アトランティック・マンスリー』『タイム』『ワイアード』などに科学記事を寄稿。1999年度全米科学振興協会(AAAS)科学ジャーナリズム賞受賞

水谷淳 : 翻訳家。東京大学理学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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GoogleやIBM関連でときどきニュースでも話...

投稿日:2021/04/13 (火)

GoogleやIBM関連でときどきニュースでも話題になる量子コンピュータについて、ていねいに書かれている一般向けの解説書です。複雑かつ難解な量子コンピュータですが、読み物として気軽に読めるような構成になっています。ただ、後半に行くにつれてやはりむずかしくなっている印象を受けました。

Ein さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 姉勤

    量子コンピュータとは何かとういう前に、量子とは?、コンピュータとは?をわかりやすく説く。 とどのつまり現在のコンピュータは、歯車を用いた加算器であれスーパーコンピュータであれ、0か1の状態を計算する代物であり、扱う情報が多いか処理が早いかで、その延長には限界がある。それを0でもあり1でもありそれ以外でもありうる量子論を応用した計算機の理論と、応用、そして実現に向かう現状を。処理時間の短縮、量子暗号の堅牢性、省力化など。最後は自然の不可思議を引いて、宗教じみた示唆。この現在の延長たる未来は、はたして幸福か。

  • そふぃあ

    「ノイマン型コンピュータで1万年かかる計算を、Googleが実験した量子コンピュータでは3分20秒で解いた」(2019.10)って話題になってたけど、53量子ビットで稼働できたのはすごいんじゃないかと思う。”2の53乗”通りを”同時に”計算できるということだから、考えるだけで途方もない。本書には「同時に操作できたキュビット個数の最高記録は、2002年の時点でまだ7個に過ぎない。10キュビットの装置が実現するのもそう遠くないだろう。」とあり、かなり進展していてびっくりした。実用まではまた大変なんだろうけど。

  • 鐵太郎

    なんとなく<数理を愉しむ>シリーズが読みたくなって手を伸ばした一冊。量子コンピュータが何をこの世界にもたらすかはおおよそわかっていたつもりだけど、その原理については相変わらずハードル高いね。でもこの作家のペンならば、少しはわかった気になれるのが不思議。原子一個一個のスピンに情報を入れて、それで演算させる──しかも原子一個のスピンは上と下と、上下両方があり、そのスピン情報を知ろうとすれば元の情報は失われる、と。この話だけでもナンテコッタなのですが、実用化できれば現在のスパコンの価値が吹っ飛ぶとか。面白い。

  • つっちー

    量子コンピュータの原理をかみ砕いて解説しようと試みた本。 量子コンピュータは重ね合わせにより一回の演算で全ての入力値に対する演算が完了する。今のコンピュータよりはるかに効率的に処理が可能であると認識しました。 現実にはまだ、SFの世界に近いようですが... コンピュータの基礎から始まり、かみ砕いた表現で説明がされている。ただ、演算部分があいまいで、演算経過の説明が分かりずらい部分があったかなぁ。 量子コンピュータについて大雑把には理解できますが、より詳しく量子コンピュータに興味がもてるか微妙かな。

  • Miyako Hongo

    なるほど判らん、なりに最後まで読んだ。数式なしでここまで説明する作者に感謝。でも無理(泣)。量子物理学と数理学の塊を理解するのはどうやっても無理。 □ボーイング社に量子コンピューターもどきが納品され、この分野がアツくなってる訳だけど、コレがコモデティ化したら、今のシステム屋は完全に駆逐されそう。量子の荷電をセル化するまでは判るけど、アルゴリズムがまんま数学。永久ループが3秒で終わるとか、マジありそうで怖い。 □たぶん私が死ぬまでには実用化されてるんだろうな。やだなー、すげえ楽しみでおいそれと死ねないよー。

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