ジョージェット・ヘイヤー

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グレイストーンズ屋敷殺人事件 論創海外ミステリ

ジョージェット・ヘイヤー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846013820
ISBN 10 : 4846013820
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1937年初夏の晩ロンドン郊外の屋敷で資産家の遺体が発見された。凶器は鈍器。ヘイヤーの本格長編ミステリ待望の邦訳!スコットランドヤードのヘミングウェイ巡査部長とハナサイド警視が事件を追う!

【著者紹介】
ジョージェット・ヘイヤー : 1902‐1974。英国、ウィンブルドン生まれ。The Black Mothを1921年に刊行し、作家としてデビュー。35年に摂生時代を初めて小説で取り上げたRegency Buckを刊行し、“摂生ロマンス”のジャンルを確立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    怪しいと思われる人物はほぼ絞られるのでミステリ部分の推理はさほど難しくない。犯行時刻のアリバイを巡った会話が交わされるがほぼ目くらまし。登場人物がよくしゃべる。会話文でテンポよく物語を進めるタイプ。ハナサイド警視はもっぱら聞き役に回りながら矛盾点を突いて行く役どころ。彼の部下ヘミングウェイは今回の目撃者でもあるグラス巡査と組まされて四苦八苦。グラス巡査は極めて信仰心が強く、事あるごとに箴言を口にする。箴言の内容を説明してくれないので、わからないと「難しい言葉ばっかり言って!」と読者もヘミングウェイ状態に。

  • 飛鳥栄司@がんサバイバー

    しつこいくらいに5分間に起きた殺人の可否とアリバイが書かれていて、最後まで冗長的だなぁと思っていたら、作者仕掛けた罠だった。このしつこさに目を背けたくなるのだが、背けた時点で読者の負け。少数の容疑者をアリバイを元に丹念に排除すべき人物と残すべき人物とを選り分け、最後まで残った容疑者も枠の外へ追いやらなければならなくなった時に、それまでに丁寧に張られていた伏線が効力を発揮しだすのだ。作者が書いたミステリとしては7作目にあたるようだが、セイヤーズが認めた実力派としてグッと説得力を増した作品に仕上がっている。

  • reeree

    [http://mediamarker.net/u/reeree/?asin=4846013820] 原題「A Blunt Instrument」 ほんの数分の間に行われた殺人事件、怪しい人は何人か出てくるけれど皆アリバイあるし凶器も発見出来ないしどうなるんでしょうって話。 数分間で行われた殺人事件もだけど昼間に心労でベッドで休んでいたヘレンが10分で起きて着替えて隈隠しの化粧も終わってる事に驚いた。 手際良すぎるだろ。 書いたの男性かと思ったら女性だった。

  • アカツキ

    ハナサイド警視シリーズ。原作3作目は未訳で、本書は4作目の翻訳になる。女性関係の華やかな資産家が鈍器で殺害され、容疑者たちがめいめいで勝手に盛り上がって…。犯人の見当が早いうちについてしまうのが少し残念。ことあるごとに聖書の箴言を口にして、みんなを辟易させるグラス巡査が好き。

  • N.蘭子

    評判は聞いてたが初読みヘイヤー。ほんの数分の間に行われた殺人事件を地道に検証していくと、次々現れる疑惑の人に真偽入り混じった証言。どんどん消えていく容疑者に、捜査陣も読み手も最後の最後まで混乱。なので本当にページ数残りわずかまでもどかしいけど、最後はすっきり。会話はユーモアたっぷりだし、丁寧に人物が書き分けられてて、推理は混乱してても話は読みやすくわかりやすい。面白かった。

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