ジョヴァンニ・ボッカッチョ

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デカメロン 下 講談社文芸文庫

ジョヴァンニ・ボッカッチョ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061976689
ISBN 10 : 4061976680
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みっぴー

    外ではペストが蔓延中なのに、テンション高めです。作中しばしば警句∞教訓≠ネど囁かれてはいますが、心に響く物語は、ありませんでした。というのも、話のほとんどはギャグだからです。しかもオチが微妙だったり、投げっぱなしだったり、一話終わるたびに、だから?それで?となります。歴史の教科書には必ず出てくる『デカメロン』ですが、中を開けてみると、明らかに現代の合コンです。お堅い内容と思って、アララ…といった感じでした。内容はともかく、「質より量!!」を体現したボッカッチョの執念が凄い。

  • ふくろう

    内容はくだらない猥談だが、『デカメロン』が後世に与えた影響は大きい。イギリスの『カンタベリー物語』やシェイクスピア『シンベリン』などをはじめとし、多くの後続者が現れた。また、教皇やキリスト教の抑圧に押し込められる生活を逃れ、もっと人間らしく自由に生きたいとする活動、ルネサンスの嚆矢となった(金と女にまみれた教皇たち、地獄のペスト、十字軍の疲弊でさすがに我慢の限界だったのだろう)。『ヴィーナスの誕生』で有名なボッティチェリが描いた「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」4部作はすばらしいのでおすすめ。

  • うた

    お説教くさい『神曲』とついつい笑いを誘われる『デカメロン』。各説話を照らし合わせながら考えると、けっこうつながりがあって面白いですよ。

  • Jiemon

    字面ばかり追っているだけで中味が理解できてない話もあったが、印象に残る話は卑猥な話ばかり、紳士淑女の皆さんも猥談して楽しんでらっしゃったのでしょうか。この本はとてもダンテの神曲に比肩する作品とも思えないし、歴史的に意義のあるものとも思えない。

  • 秋良

    えーとつまり、卑猥なことも貞淑な言葉で書けばオッケーってことですか、あとがきに書いてあるのはそういうことですか。お前ら上品ぶってるけど好きなんだろ!?え、そうなんだろ!?っていう軽くキレ気味な作者の意思を感じるのは気のせい?

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