Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ぶち

  読了日：2018/12/04

  第一作は、エイリアンとの歩兵戦とそこから生まれる英雄譚でした。今作は、戦闘アクションもところどころに散りばめられてはいますが、クローン兵士の選択の自由と責任がメインのテーマです。生きる目的は自分で見つけていくというのが人間では当たり前のことです。しかし、ゴースト部隊のクローンは生まれたときから兵士です。それをただ受け入れるだけ。人生の目的を選択できないのです。そんなゴースト部隊のある兵士が、愛する人との死別を経て、親としての愛、仲間への愛を獲得し、クローンのオリジナルとは異なる選択をする物語です。

• sin

  読了日：2021/06/02

  ミリタリーＳＦと云うと艦隊での戦闘が思い浮かぶが、戦術やらのアレコレに紛れて船の破壊による大量の犠牲者は見過ごされがちだ。それに比べて地上での戦闘は倒れていく戦士たちの各々の個性が描写されるせいかリアリティーを感じてしまう。ここに描かれた戦争に正義はない！ある理由で同じ人物が敵味方に別れて自身の理念のもとに、そして使命感に駆られて行動していく様に、そのことは明白だ。その過程で物語は意識とは、アイデンティティーとは何かと問いかけてくる。

• 猿吉君

  読了日：2020/09/15

  老人と宇宙2作目、空気で暮らす異星人沢山、どことも戦争状態、頭の中に別の人、盛り沢山なスペースオペラを堪能。�@個人的にカイネンが一番キャラ立ってました、最後の選択に涙�Aジェレドは最初から結末が見えたかな。�B常時辛い状態なんだけど雰囲気にユーモアがあるところがスコルジー。�C悪役はかなりサイコで良し良し。�D意識はコピーは出来なくて転送だけ？コピー出来たら諸々解決しそうな。�Eまだまだ続くみたいなのでいつかひょっこりこの主人公また出てこないかな。点数80/100→読み易い文章でとにかく面白い、全部読みます！

• 火の壁

  読了日：2025/01/12

  SFでは定番？な意識転送をメインテーマにして、意識を上書きされる者の矜持だったり葛藤を描いた内容。異星人に対して好戦的すぎるために袋小路に陥りつつある人類を危惧して、あえて降伏するしかない状況へと追い込んでいくブーティンのシナリオが印象的ではあったが、前作の方が老人を題材にしたシンプルな面白さがあった気もする。とはいえ、ブレインパルによる（意識の）統合やコンクラーベなど、連作なりにさらに深掘りされた設定は良かった。

• Panzer Leader

  読了日：2015/04/26

  前作の設定を引継ぐも別の主人公を登場させて、この作品が持つスケール観を押し広げることに成功している。ジェレドの苦悩を描きつつも、興味深いガジェット・ユーモア溢れる会話などがちりばめられていて、ラストまで一気読み。ブレインパル欲しいなあ。

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