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ザ・ビートルズ Vs ジェームズ・ボンド

ジョン・ヒッグス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910511672
ISBN 10 : 4910511679
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

お決まりの美辞麗句に飽き飽きしている大人のためのビートルズの本

うんざりするほど聞かされた聖人君主のジョンではなく、若い頃は暴君だったリアルなジョンを読みたい、大金持ちになっても子供たちを私立学校に入れなかったポールの庶民気質の素晴らしさを知りたい、ビートルズ内部において、下手したらジョンとポールよりディランのほうが好きだったジョージ・ハリソンという男の実像を見てみたい、
リンゴ・スターという極貧家庭に生まれた男のたくましさとその魅力をあらためて知りたい。
そんな大人のためのビートルズの本です。
と同時に、時代の変化のなかでもまれながら、21世紀になって変わっていったジェームズ・ボンドの本でもあります。

1962年10月5日、まったく同じ年の同じ日に、イギリスが生んだポップ・カルチャーの二大モンスターが登場した。その日、ビートルズのデビュー・シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」が発売され、そして007シリーズの最初の映画『ドクター・ノオ』が初公開となったのだ。21世紀のいまとなっても、イギリスを代表するこれら両雄は、しかし対極的な存在だった。
かたや愛を歌い、かたや殺しのライセンスをもつ男。かたや女王から表彰されるが勲章を返還し、かたや女王のために働く男。かたや労働者階級の子供たちの作ったロック・バンドで、かたや上流階級出身の小説家の書いたフィクションが元になった映画。かたやモップヘアーで、かたや油を塗った七三分け。かたや大麻にLSDで、かたやウィスキー、かたや楽しそうで、かたやしかめっ面、つまりエロスとタナトス……だが、この両者は、じつは意外なほど交わりわってもいた。
イギリスの気鋭のジャーナリストが、膨大な資料のうえに21世紀の視点で2021年までのできごとを描いた、大人のためのビートルズ/ジェームズ・ボンドの物語。


《著者情報》

ジョン・ヒッグス
イギリスのジャーナリスト/小説家。本国では詩人ウィリアム・ブレイクやアラン・ムーアに関する研究や、『The KLF:ハウス・ミュージック伝説のユニットはなぜ100万ポンドを燃やすにいたったのか』(河出書房新社)などで知られる。

浅倉卓弥(アサクラタクヤ)
小説家/翻訳家。小説としては『四日間の奇蹟』ほか、『君の名残を』(以上宝島社)など。翻訳家としては『安アパートのディスコクイーン──トレイシー・ソーン自伝』(P-VINE)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、ディラン・マロン『ボクのクソリプ奮闘記 アンチ君たちから教わった会話することの大切さ』(DU BOOKS)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つーこ

    このページ数で2段組!通勤に持参するにもベッドで寝る前に読むにもこの本の重さがネックとなり読むのに時間がかかったが、とてもとても面白かった。誰もが知っているビートルズと007。同じ日にデビューしていたこの2作が、実は正反対の事をテーマにしており世界観も真逆だが、どちらも世界中で大ヒットしイギリスの象徴となる。その過程が時代やイギリスの背景と共に語られる。途中から単なるゴシップを読んでいる気もしたが、最後まで興味深く読めた。

  • しゅん

    600ページで二段組の大著。読むのに時間はかかったが面白い。ビートルズを「愛」、007シリーズを「死」の象徴として描きつつ、英国から生まれた二大ポップカルチャーの60年を語る。ジェームズ・ボンドが旧世代の理想だったのに対し、ビートルズは新世代の理想を体現していた。それは世代交代と見せかけて、表裏の関係になっている。ソ連を崩壊させた力としてビートルズがあり、ポール・マッカートニーのライブでプーチンが笑わなかったという話が印象的。ロシアおよびソ連との関係にそそられる。

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