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大日本帝国の興亡 新版 3 ハヤカワ文庫

ジョン・トーランド

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504366
ISBN 10 : 4150504369
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミッドウェー海戦で日本の連合艦隊は主力空母4隻を失うなど壊滅的打撃を蒙るが、大本営は敗北をひた隠しにする。一方勢いに乗る連合軍は1942年8月、要衝ガダルカナル島に上陸を開始。6カ月もの死闘の末、日本軍は大敗を喫し撤退を余儀なくされる。1943年4月、連合艦隊司令長官山本五十六大将がソロモン上空で戦死。1944年7月にはサイパン島の日本軍が全滅。戦況は悪化の一途をたどる―。

目次 : 14部 要衝ガダルカナル島(くつひも作戦/ アメリカ軍上陸 ほか)/ 15部 緑の地獄(一木支隊全滅/ 血染めの丘 ほか)/ 16部 飢えの島(飛行場奪回作戦/ 那須部隊惨敗 ほか)/ 17部 日本軍の撤退(輸送作戦失敗/ 参謀本部の圧力 ほか)/ 18部 会議の多い連合国(ルーズベルトの爆弾声明/ 山本五十六の最期 ほか)/ 19部 米陸海軍の併進作戦(東京への最初の長い歩み/ 東条の一人二役 ほか)/ 20部 サイパン島の玉砕(マリアナ大七面鳥狩り/ 死の谷の進撃 ほか)

【著者紹介】
ジョン・トーランド : 1912年、ウィスコンシン州ラクロス生まれ。ウィリアムズ・カレッジでジャーナリズムを専攻。第二次世界大戦中は陸軍航空部隊勤務(大尉)。戦後、フリーランス・ライターとなり、“ルック”、“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人にインタビュー取材し、5年の歳月をかけて完成させた本書『大日本帝国の興亡』は、1971年度ピュリッツァー賞を受賞した。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    第3巻はガダルカナルからサイパンへ。いわゆる「飛び石」作戦の些細な部分はかなり端折って、ガダルカナルとサイパンに重点を置いた記述。やはりガダルカナルは分岐点で、戦力の逐次投入を従軍記者が指摘したくだりは、日本軍の弱点を浮き彫りにする。川口と辻の確執もすざまじい。サイパンのところでは生き残った人々の証言が重い。こうした中にさらっと連合国首脳の丁々発止の交渉とか、アジアからの視点が強調された大東亜会議などが挟み込んである。この点本書出版時の日本の歴史家達が「侵略の方便」と片付けがちな問題を上手く捌いている。

  • けやき

    太平洋戦争のノンフィクション。三巻はガダルカナル島の攻防から山本五十六の最期を挟んで、サイパン島の陥落まで。 読んでいてつらくなる場面もありましたね。戦争はきれいごとではないんだよね。

  • てんちゃん

    著者の視点はとてもバランスが良い。日米それぞれの軍部や政治部の主要人物の個性や人間関係、世界情勢などを平等に書いてくれています。太平洋戦争の全体の大きな流れと共に個々の小さな出来事や名も知れぬ人の最後なども書いてくれているので、歴史上の出来事がリアルに感じられます。著者の描写はノンフィクションらしく抑制されたものですが、今巻ではサイパンで生き残った日本人看護婦と一人の民間女性の描写だけ少し感傷的です。サイパン島で崖下の海上に漂う集団自決した大量の日本人遺体を前にして、アメリカ人将校が呟いた一言。↓

  • Sumiyuki

    愛国心に頭が下がる。幼いときから愛国教育を受け、かつ戦陣訓も徹底されていれば、鋼の愛国心が身につくのかな。今生きてて本当に良かった。夜襲やら乾坤一擲が好きな日本軍。@戦闘が小康状態になると双方はどなり合った。日本兵が「天皇陛下のために死のう」と英語で叫ぶと、海兵隊員は「エレノアのために死のう」とやり返した。そのうちののしり合いになった。「トージョー、クソくらえ」とアメリカル師団が言うと、一瞬静かになってから答えが返ってきた。「ベーブ・ルース、クソくらえ」

  • まると

    第三巻はガダルカナルの戦いからサイパン玉砕まで。ガダルカナルとソロモンの戦いは経過が複雑で位置関係も頭に描けず、読むのに苦労したが、サイパン戦も含めて戦争の壮絶さがよく伝わり、心を震わされた。陸軍と海軍は相変わらずいがみ合い、国益よりも組織の面子を優先する体たらく。そうこうしているうちに、前線に駆り出された末端の兵隊や現地の民間人が次々と大量に死んでいく。解説にある通り、鳥の目線と虫の視点の両方がうまく機能した極めて優れたノンフィクションだ。トーランドの黄色人種に対する差別なき視線に何よりも好感が持てる。

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