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ISBN 10 : 4588010433
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スピノザの、その向こうへ―スピノザを批判するアイルランド生まれの思想家ジョン・トーランド。ライプニッツやピエール・ベールとの論争を通じて彫琢された唯物論的自然哲学の鮮烈なメッセージ―「運動は物質に本質的である」
目次 : 序文 これはロンドンの一紳士に宛てた手紙で、以下の諸論考と一緒に送られた。各論考について執筆のきっかけが含まれている/ 第1書簡 偏見の起源と力/ 第2書簡 異教徒における魂不滅説の歴史/ 第3書簡 偶像崇拝の起源および異教信仰の諸理由/ 第4書簡 オランダの一紳士に宛て、スピノザの哲学体系には原理あるいは基盤がないことを示す/ 第5書簡 運動は物質に本質的である。「スピノザ反駁」に寄せられた、ある貴人からのいくつかの意見に答える
【著者紹介】
ジョン・トーランド : 1670‐1722年、アイルランド生まれの思想家。名誉革命の動乱期にスコットランドのグラスゴー・カレッジで学んだ。ロンドンにやってくると、非国教徒内の同盟を推進する長老派ダニエル・ウィリアムズを支援して、その著作をジャン・ル・クレールの雑誌に紹介した。これによってオランダでの勉学の機会を与えられ、ベンジャミン・ファーリ、ル・クレール、フィリップ・ファン・リンボルクなど大陸の自由主義的プロテスタントとの交際を得た。帰国後、反三位一体論争のさなか『秘義なきキリスト教』(1696年)を匿名出版した
三井礼子 : 1949年生まれ。東京都立大学人文科学研究科英文学博士課程満期退学。学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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