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わが家をめざして(仮)ハトについて、そしてわれわれはなぜ家へ帰るのか

ジョン・デイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560098325
ISBN 10 : 4560098328
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ロンドンの若き大学教員が、家庭のありかたや育児の難しさに悩んだとき、心のよりどころとしたのは、千キロメートルのかなたから巣に帰ってくるレース鳩だった。子育てにも似た鳩の訓練をしながら、ブレグジットの時代に「家」や「故郷」をめぐる文学を読んだ記録。

目次 : わが家に入居する/ 鳥/ 家づくり/ 探索/ 家への旅路/ 祖国/ 空へ放す/ 家との結びつき/ 家なし/ 待つ/ ホームシック/ 家に帰る

【著者紹介】
ジョン・デイ : キングス・カレッジ・ロンドン講師(現代英米文学)。オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジでDPhil取得。ロンドン・レビュー・オブ・ブックス、ガーディアン、フィナンシャルタイムズ他に寄稿している。2016年にはブッカー賞の選考委員を務めた

宇丹貴代実 : 上智大学法学部国際関係法学科卒業、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    訳者のあとがきが本書の意味を象徴している「家(ホーム)って何だろう。私たちは家に何を求め、どんな思いを託してきたのだろう…」。千キロ離れた地から巣に帰る伝書鳩を育てながら、著者は妻や子たちに思いを巡らせる。「家は出発点。その意味を完全に理解できないまま立ち去らざるをえない場所」。子育ての中で「放つという言葉が好きだ。鳩との絆は、遠くへ伸ばして初めて強まる」「ただ待って信頼して祈るほかない。手を放して彼らに任せること」と悟る。そして到達したのが「鳩は僕たち夫婦の営巣欲求の象徴なのだ」。味わい深い、いい本だ。

  • Jessica

    副題の鳩が気になり借りた本。鳩というよりも、家が主題で主人公が新しく家族を得るという過程で「わが家」を作っていく話。当たり前に思う、「帰る」という行為はそもそも何を表して、意図して構築するものかなんて、なかなか考えることはないですよね。 鳩を飼育し、共存してレースに出すことが趣味の主人公と、彼の友人、愛鳩家たちの世界は私にとってかなり未知の世界で面白かったです。<家に帰る>という面で、「放って家に帰ってくることを競う鳩レース」ともリンクしていて結構素敵な世界観だなと思いました。

  • isbm

    ★★★

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