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盲目の理髪師

ジョン・ディクソン・カー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488118280
ISBN 10 : 4488118283
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大西洋をイギリスに向かう豪華客船クィーン・ヴィクトリア号で発生した、二つの盗難事件と殺人事件。すれ違いと酔っぱらいのどんちゃん騒ぎのうちに、消えたはずの宝石は現われ、死体は忽然と消え失せる。笑いとサスペンスが同居する怪事件の真相やいかに?巨匠カーの作品中、もっともファルスの味が濃いとされる本書はまた、フェル博士が安楽椅子探偵を務める本格編でもある。

【著者紹介】
井上一夫 : 1923年生まれ。慶応義塾大学卒業。2003年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • セウテス

    〔再読〕ギデオン・フェル博士シリーズ第4弾。本作は前作で登場した作家のモーガンが、フェル博士の自宅を訪ねて、豪華客船クイーン・ヴィクトリア号の中で起きた盗難と殺人事件を相談する話です。ストーリーはこの相談の中で語られ、フェル博士はこの話を聞くのみで謎を解く、安楽椅子探偵に徹する珍しい作品となっています。更には船内の事件が、どたばた喜劇の様に展開し、カー氏の重厚怪奇な作品を期待する読者には、何だコレになるかも知れません。モーガンら当事者が如何に目の前の出来事に盲目であったのか、明らかになる流れは圧巻です。

  • Kiyoshi Utsugi

    ニューヨークからサウサンプトンに向かう定期船クィーン・ヴィクトリア号の中で起きる事件を現場にはいないフェル博士がモーガンからの依頼を受けて、推理し謎を解き明かします。 殺人事件が起きたのか、また盗難事件が起きたのかはっきりしないままに進んでいき、ちょっといらいらさせるところはありました。 また、フェル博士が登場する時間も少なく、これも物足りなさを感じさせる要因だったかもしれません。

  • geshi

    スラップスティック・コメディーのファルス色がメインで、ミステリ要素は従という感じの巨匠の余技。フィルム盗難に端を発し、思い込みや勘違いや偶然によってどたばたが巻き起こり、事態がどんどん悪い方向へ突き進んでいき、何度か声を出して笑ってしまう場面があった。とんでもない狂乱を目くらましとして確かに布石を置いて、解決場面で手掛かりを注記する事がやりたかったのか。笑いの中でリアリティラインが下がり切ってるから、犯人の行動のご都合主義すぎる所や動機の部分などはスルーになっちゃっている力技。

  • みっぴー

    なぜ喜劇仕立てに?カーの持ち味が完全に失われている気がして、本当に勿体ないと思いました。船上でエメラルドの紛失、消えた謎の女の死体、偽名で乗り込んでいる悪党、これらのネタをいつものカーで料理してほしかったのに、残念でした。タイトルが素敵なだけに、期待しすぎたかも…

  • **くま**

    探偵はフェル博士。カーの「ファース(笑い?)」がつまらない、よくわからない、という声をよく聞く。でも私はこのカーの茶目っ気やユーモアが大好きだし、H・M卿のドタバタもバカミスも大好きなので、自分よっぽどカーと相性がいい!と思ってた。が、この作品(最初から最後までドタバタ・ファースてんこもり。むしろそれ以外ほとんどない・・・)には初めてついていけないものを感じた。ショックだった。といっても結局半分くらいは笑ってたので、実は十分ついていけてたのかもしれない。現代日本人にはネタもノリもやや難しいのでは?

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