ジョン・ディクスン・カー

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緑のカプセルの謎 新訳版 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488118419
ISBN 10 : 4488118410
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小さな町の菓子店の商品に、毒入りチョコレート・ボンボンがまぜられ、死者が出るという惨事が発生した。一方で村の実業家が、みずからが提案した心理学的なテストの寸劇の最中に殺害される。透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて―。食いちがう証言。事件を記録していた映画撮影機の謎。そしてフェル博士の毒殺講義。不朽の名作が新訳で登場。

【著者紹介】
ジョン・ディクスン・カー : 1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。“不可能犯罪の巨匠”と呼ばれる。77年没

三角和代 : 1965年福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • W-G

    甘い考えで無駄な殺人に踏み切る犯人像を、毒殺講義で無理やり丸め込んで読者に納得させようとして、キレイに納めきれなかった感がある。しかし犯人指摘の手掛かりなどは上手く盲点ついており、ワクワクさせられもする。よく傑作ではないが佳作、的な評価を目にするのは、その辺りと恋愛要素が原因だろう。恋愛要素自体が悪い訳ではないが、この作品のソレにはあまり清々しさや和みを感じない。実はある超有名作と同系統の一冊で、そちらほど派手さがなく歴史に刻まれた感もないが、一部で熱く支持される何かを秘めた、なんかカーらしい作品。

  • Kircheis

    ★★★★☆ フェル博士シリーズ第10作目。 カーの円熟期の作品なだけあり、非常に面白い。 殺人の舞台となる寸劇とそのその映像から犯人を読み解くロジックはさすがカーといったところ。 また『曲がった蝶番』に続いて登場のエリオット警部の恋が良いアクセントになっていた。 犯人は冷静に考えればこいつしかいないと思える人物なのだが、数多くのミスディレクションによって目を眩まされた。 物語の展開が犯人に都合良すぎだった点だけは残念だが、シリーズでもトップクラスの隠れた名作だと思う。

  • 夜間飛行

    村の子供が犠牲になった毒入チョコレート事件。その解明と称する実験中に今度は地主が殺された。深夜に行われた実験劇は、観察力を試される3人の被験者が見守る真っ暗な室内で、電球に照らされた地主が毒殺されるという筋書きだったが、窓から侵入した謎の人物が緑のカプセルを飲ませるや否や、地主は本当に苦しみ絶命する。3人の被験者の証言は微妙に食い違いつつ互いの強固なアリバイを立証し合っている。こうした状況のシンプルさは見事で、そこからの心理的解明や毒殺講義など読み応えあり。ただし冗長。「皇帝のかぎ煙草入れ」の方が好みだ。

  • セウテス

    ギデオン・フェル博士シリーズ第10弾。〔再読〕菓子屋で毒入りチョコが混入され、子供に被害が出てしまう。犯罪研究家を自称するマーカスが、事件の謎を解いたと公開実証を行うが、その最中マーカスも毒殺されてしまう。カー氏と言えば密室となるが、本作内に毒殺講義がまとめられて在る事は興味深い。カー作品の中ではスッキリとして読みやすく、謎解きのキレが最高に良い。犯人を見定める為の心理テスト等、心理的トリックを堪能出来る。食い違う証言の意味や、被害者であるマーカスが実証の裏で何を考えていたのか等、魅力的な要素満載である。

  • NAO

    【2021年色に繋がる本読書会】最初の毒入りチョコレート事件、その後に起きた緑のカプセル事件。緑のカプセル事件は三人の目の前で起きたが、見ていた三人の状況説明がまったく異なっている。一見何の関係もなさそうな二つの事件をつなぐ秘密。あとになっていわれてみれば、なるほどそうだったのかと言うしかない。

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