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チーヴァー短篇選集 ちくま文庫

ジョン・チーヴァー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439956
ISBN 10 : 4480439951
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

繊細で、不条理で、静かな緊張感に満ちた世界を描いた、短篇小説の巨匠による最良の15篇。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞。解説 川本三郎

【著者紹介】
ジョン・チーヴァー : 1912‐1982。米国を代表する短篇小説の名手。高校中退後に書き上げた小説が批評家マルカム・カウリーの文芸誌「ニュー・リパブリック」に掲載されデビュー。1940年代から「ザ・ニューヨーカー」誌に東部の郊外住宅地に暮らす中産階級の人々を描いた短篇を数多く発表。1957年の長篇小説『ワップショット家の人びと』で全米図書賞。短篇小説を集めた『The Stories of John Cheever』はベストセラーとなり、1979年のピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した。O・ヘンリー賞、ウィリアム・ディーン・ハウエルズ賞も受賞

川本三郎 : 1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    郊外族の鬱屈と孤独を描く事を通して理想的なアメリカ生活に蔓延る不和と不安の予感を容赦なく、抉り出してきたジョン・チーヴァー。「さよなら、弟」は家族の誰かを悪役とする事で一致団結する事実って結構、転がっているんですよね・・・。でもそういう家庭程、その役割をする人がいないと脆いものなのです。「クリスマスは悲しい季節」は草臥れた善行が物悲しいし、「貞淑なクラリッサ」のクラリッサが狂気すれすれな描写は怖すぎる!一方、「ライアン夫妻の秘密」でライアン氏がケーキをこっそりと焼く場面のようにささやかな幸せがあるのが救い

  • Shun

    初読みジョン・チーヴァーの短編集。よく知られた作家ではないかもしれないが、人生を味わい深いものに感じさせる繊細なタッチが琴線に触れた。何ということもない日常に潜む哀しみや物憂げな心境の時にただじっと読んでいたくなる静かな世界がこの小説にはあるようだった。目立たない本だが自然と引き寄せられる本のよう。そしてなんとなく作家が好む作家との評が分かるような気がした。何か面白い本をと求められてお薦めすることはないだろうが、何か心に抱えているような人にそっと差し出すことはあるかもしれない。

  • おもろい於間抜

    かつて雑誌「ニューヨーカー」の翻訳小説を好んで読んでいた時期があった(というかその頃そんな特集が多かったから)私ですが、この作品集はちょっと異質な感じがします。都会の憂鬱な感じが色濃くてまさに私にとっても今まさにこの時間に読むべき作品集だと思いました。私もおとなになったなあということなのかしら。

  • おだまん

    16の短編集。不条理小説率が高い。淡々と流れる日常の中での不条理さと影。家族というつながりの儚さ。やはり世界とは、人生とはこういうものなのでしょう。それでも進んでいくのがやっぱり人生。

  • mawaji

    日経朝刊のコラム春秋で知ったジョン・チーヴァー、短篇集が文庫化されていたのだ。タイトルだけ眺めても「さよなら」「悲しい」「離婚」「ひとりだけ」「故郷をなくした」「死」などネガティブなワードがいっぱいですがそれほど暗くなり過ぎるでもなく、訳者あとがきにある「繊細で、精妙で、静かな緊張感に満ちている」という表現がぴったりな物語で、まさに「天使の羽根のペンで描かれた作品」なのでしょう。何となく村上春樹の「女のいない男たち」のような読後感でした。「さよなら、弟」「父との再会」がとても印象深し。短篇もっと読みたい。

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