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怪獣保護協会

ジョン・スコルジー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152102591
ISBN 10 : 4152102594
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2020年。パンデミックのさなか、会社を解雇されたジェイミー。たまたま再会した昔の知りあいの紹介で「大型動物」の権利を守る組織とやらに雇われて、急遽、「現場」に向かうことに。だが、ジェイミーが連れていかれた先は、なんと並行世界の地球「怪獣惑星」だった!保護する動物とは、体長150メートルの「怪獣」!?驚きながらもジェイミーは、「怪獣保護協会」の一員として、巨大怪獣の生態を研究し、ある事情から絶滅の危機に瀕しているという彼らを保護する任務にとりかかる。だが、組織への資金提供者として地球からやってきた億万長者が怪獣を悪用しようとしたため、怪獣惑星と地球に危険が迫る…!“老人と宇宙”シリーズで知られるアメリカSF界の第一人者スコルジーがあふれんばかりの怪獣映画愛を注ぎこんだ傑作怪獣SF。

【著者紹介】
ジョン・スコルジー : 1969年、カリフォルニア州生まれ。1991年にシカゴ大学卒業後、地元の新聞で映画評やコラムを書く仕事につく。2005年に刊行した第一長篇『老人と宇宙』がヒューゴー賞・ローカス賞の候補になり、2006年のジョン・W・キャンベル賞を受賞した。さらに、星雲賞を受賞した『最後の星戦 老人と宇宙3』と『アンドロイドの夢の羊』、ヒューゴー賞・ローカス賞のダブル受賞をはたした『レッドスーツ』、ローカス賞受賞の『星間帝国の皇女―ラスト・エンペロー―』などの長篇を発表している

内田昌之 : 1961年生、神奈川大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • yukaring

    ドラゴンでもダイナソーでもなくタイトルに"怪獣"と入ったアメリカ発の怪獣小説。並行宇宙の別の地球は巨大怪獣が闊歩する〈怪獣惑星〉だった!?パンデミックの最中に会社を解雇されたジェイミー。そして昔の同級生に紹介された新しい職場「怪獣保護協会」は怪獣の生態を研究しながら彼らを保護する極秘ミッションを担う組織だった!しかし怪獣達を悪用しようとする金持ちが現れ彼らのミッションに危機が迫る。ユーモアたっぷりの軽快な語り口でとても読みやすく命懸けで怪獣を守ろうとするジェイミー達を全力で応援したくなる楽しい物語だった。

  • ナミのママ

    SFはあまり読んでいないし、怪獣にも詳しくないがこれは楽しかった。パンデミック中に解雇されてデリバリーで食いつないでいた主人公のジェイミーという巻頭は現実感がある。「大型動物の権利を守る団体」の仕事を紹介され即決を迫られ、もちろん引き受けた。どこで何をするのか、わかった時には始まっちゃってた。並行世界の怪獣惑星、ユニークな仲間との会話、お決まりの悪役登場。核が絡むあたりはドキッとさせられる。映像化されたら迫力あるだろうなぁ。【2023年度ローカス賞SF長篇部門賞】

  • ☆よいこ

    怪獣SF。恐竜でもドラゴンでもない「怪獣」ゴジラ系▽デリバリー会社に務めていたジェイミーはコロナ禍解雇された。しかたなく配達員として働くジェイミーはスカウトされ、KPS(怪獣保護協会)で働くことになる。グリーランドの地下扉から、平行世界の地球?へ行く。巨大な怪獣は体内に核融合炉を持ち、多くの寄生体とともに一種の生態系をつくっていた。ジェイミーは、怪獣見学にきた億万長者のツアーガイドをした▽アメリカンなユーモアが多すぎてなんか胸焼けするけど、ハリウッド映画向け。日本オマージュもいい。2023年発行

  • 猿吉君

    ロロナ下で会社を首になりたまたま紹介してもらったのが怪獣保護協会というギャグとユーモアにあふれた快作です。@主人公ジェイミーは男性と思って読んでましたが女性としても読める、かな。A所々で他のSF小説とか映画のネタが入ってくるのが楽しい、オタク心をくすぐります。BSF要素もしっかり入ってます、よくわかない理論は飛ばしても問題なし。C怪獣と寄生虫の相関関係が面白いし納得。D作者のあとがきが泣ける!点数85/100→スコルジー復活!の裏には相当な苦労があったようです、コロナパンデミックの影響は計り知れないです。

  • がらくたどん

    ご感想に惹かれて♪原題も「kAIJU」ですぞ!もはや「SUSHI」とか「FUJIYAMA」と肩を並べるジャパニーズ・シンボル(多分ね)となった怪獣を保護する組織(KPS)の「良心的」な蛮勇を描く極楽エンタメ。強欲金満経営者のせいで失業の憂き目にあった主人公が偶然掴んだ再就職キップは、平行世界で絶滅危惧怪獣を管理・保護する組織だった!絶滅危惧の怪獣ベラ嬢の交尾になんとか成功したと思ったら「ママベラ」に魔の手が!ママ怪獣と卵達の救出大作戦まで、怪獣オタクの蘊蓄を交えつつ「金儲け野郎ども」との攻防が楽しい一冊♪

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