ジョン・クロウリー

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古代の遺物 未来の文学

ジョン・クロウリー

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784336053213
ISBN 10 : 4336053219
Format
：
Books
Publisher
：
国書刊行会
Release Date
：
April/2014
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
ジョン・クローリ, 浅倉久志, ジョン・クロウリー, Nozomi Ohmori, 畔柳和代, Motoyuki Shibata ,  

Content Description

現代アメリカ文学を代表するファンタジストにして幻想文学のグランドマスター、ジョン・クロウリーの華麗な語りと静謐な物語世界が堪能できる傑作選。瑞々しいボーイ・ミーツ・ガールものから、異色の怪異譚、詩情あふれるＳＦ作品まで、ヴァラエティに富んだ全１２篇収録。

【著者紹介】
ジョン・クロウリー : １９４２年アメリカ・メイン州生まれ。インディアナ大学卒業後、写真家、コマーシャル・アーティスト、フリーライターを経て７５年に長篇Ｔｈｅ　Ｄｅｅｐでデビュー。ＳＦに文学的試みを持ち込んだオールディス、ディッシュ、ル・グィンなどの影響を受けた野心的作風が注目を浴びる。８１年『リトル、ビッグ』で世界幻想文学大賞を受賞。９０年「時の偉業」で世界幻想文学大賞ノヴェラ部門、９７年「消えた」でローカス賞ショート・ストーリー部門を受賞。０６年には世界幻想文学大賞功労賞を受賞した

浅倉久志 : １９３０年生まれ。英米文学翻訳家。２０１０年逝去

大森望 : １９６１年生まれ。翻訳家・書評家

畔柳和代 : １９６７年生まれ。東京医科歯科大学教養部教授。翻訳家

柴田元幸 : １９５４年生まれ。翻訳家、「ＭＯＮＫＥＹ」編集長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • marco

    読了日：2014/05/24

    ジョン・クロウリーの作品をはじめてまともにまとめて読んだ。訳書ではあるが、その文章力、収められた１２篇のそれぞれの短篇の創造力の豊かさに圧倒された。クロウリーはSFに文学的な試みを持ち込んだ作家、とのことだが、その挑戦は紛れもなく成功している。

  • maja

    読了日：2022/03/24

    発表年代順に収められたｸﾛｳﾘｰの短編12篇集。さまざまな趣で、なかでも喪失感が流れ込んでくるような「雪」に胸を衝かれる。「彼女が死者に贈るもの」「異族婚」「一人の母がすわって歌う」等がお気に入り。「ｼｪｲｸｽﾋﾟｱのﾋﾛｲﾝたちの少女時代」もよかった。

  • 小太郎

    読了日：2019/03/04

    「エンジンサマー」で好きになったジョン・クロウリーの短編集。１２編どれもがいかにもクロウリーらしい世界観に満ちた作品でした。

  • pyoko45

    読了日：2014/06/27

    上質だが硬質な短篇集。『リトル、ビッグ』もそうだったけれど、多くの話は底にある仕掛けというか前提が明示されず五里霧中のなかで進んでいく。しかも、読み解く手掛かりがさりげなく玄妙に提示されるものだから、うっかりしていると脈絡のわからないまま終わってしまったり、最後のほうで「あ、そういうこと？」となることすらあり、慌てて読み返すこともしばしば。それでも続けて読みたくなるのは、この形容し難い唯一無二の読後感とか余韻を得たいがためなのだろうと思う。また時間をかけてしっとりと読みたい。

  • katokicchan

    読了日：2014/07/01

    クロウリーの久々の翻訳出版。幻想色の強いものからSF、象徴的な内容のものなど、特色に満ち溢れた短編が散りばめられる。一日に一つか二つの作品をじっくり味わうことで、濃密な世界の片鱗に触れることができる。最後を飾る中編はシェイクスピアの演劇フェスを背景に展開する淡い恋愛ものから変転する大変読み応えのある作品。世界文学として折に触れ味わいたい物語。

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