Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ケディーボーイ

  読了日：2025/11/16

  気候変動否定派の手口を示しつつ基礎知識を補完してくれる良書。否定派の手口は単純化。短い期間や都合の良いデータだけを抜き出し、残りを切り捨て「温暖化は起きていない」と言い張る。その態度は歴史修正主義にも通じる。一方で科学的知見は複雑で、学ぶ時間のない人ほどわかりやすい嘘に流される。人間の活動が温暖化に影響を与えてる可能性はほぼ100％で、その考えを気候科学者の97％が支持してるという事を知らなかった。これほど合意があるのに、世間では“論争”が続いているように見せかけられていることが恐ろしい。

• ピンガペンギン

  読了日：2025/08/22

  気候変動の科学的コンセンサスにつき、97％の科学者が温暖化の原因は人間だと考えている。米国でも1988年にジョージ・ブッシュは公約で気候変動と戦うとかかげていた。その後の政治の変化は自由市場原理主義によるとする。（他の本の統計で日本では気候科学を信頼している人の割合がロシアと並んで２５％と他国に比べて少ないとあったのが気になる）専門家の意見を聞く必要があるが、にせの専門家がもっともらしい顔をして偽情報を流す。北極海の海氷は４０年で半分になった。1975年から気候モデルによって北極圏で温暖化が早くすすむ→

• 宇宙猫

  読了日：2025/01/01

  ★★　気候変動をテーマにした誤謬の解説書。誤謬については分かり易くて良い本だけど、気候変動の本と思って読んだので途中で飽きてしまった。

• くらーく

  読了日：2025/09/04

  世界一かどうかは、判断しかねるけど、情報を正しく判断するため、と言うよりは、反対意見をどのように適切に評価するのか、反対意見の妥当性をどうやって判断するのかを知る本かな。気候変動に関しては、常識的な内容だと思うわ。 絵がね、はっきりとアメリカの現大統領なのが、ぷぷぷっだわ。

• 鴨長石

  読了日：2024/10/30

  原著が出版されたアメリカでは、気候変動に対する態度と支持政党が完全に相関しており、深刻な分断を生んでいる。本書では気候変動否定派を「困ったおじさん」などと呼び、「気候変動の要因が人類による二酸化炭素排出の増加であると信じる科学者は97%」と主張するなど、多数派だから正しいというような論調である。まさにこのような態度が分断を加速させているのではないか。本書のような攻撃的な表現は気候変動人為派のエコーチェンバーの中にしか響かないだろう。そこまで分断が激しくない日本で本書を翻訳出版する意義があるのだろうか。

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