ジョン・ウィリアムズ

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ブッチャーズ・クロッシング

ジョン・ウィリアムズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861826856
ISBN 10 : 4861826853
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『ストーナー』で世界中に静かな熱狂を巻き起こした著者が描く、十九世紀アメリカ西部の大自然。バッファロー狩りに挑んだ四人の男は、峻厳な冬山に帰路を閉ざされる。彼らを待つのは生か、死か。人間への透徹した眼差しと精妙な描写が肺腑を衝く、巻措く能わざる傑作長篇小説。

【著者紹介】
ジョン・ウィリアムズ : 1922年8月29日、テキサス州クラークスヴィル生まれ。第二次世界大戦中の1942年に米国陸軍航空軍(のちの空軍)に入隊し、1945年まで中国、ビルマ、インドで任務につく。1948年に初の小説、Nothing But the Nightが、1949年には初の詩集、The Broken Landscapeが、いずれもスワロープレス社から刊行された。デンヴァー大学で文学を専攻し、学士課程と修士課程を修めたのち、ミズーリ大学で博士号を取得した。1954年デンヴァー大学へ戻り、以降同大学で30年にわたって文学と文章技法の指導にあたる。1994年3月4日、アーカンソー州フェイエットヴィルで逝去

布施由紀子 : 翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業。訳書に、ケイティ・バトラー『天国の扉をたたくとき』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    For nothing。平原を走るバッファローの群れと馬に乗って狩るインディアンがページの後ろにいる。かつて北米大陸で共存していた彼らは、共に今は数少ない保護区にいるだけ。インディアンは、バッファローの肉を食し、皮で暖を取り、皮を裂いて丈夫な紐とし、骨を武器にした。そのバッファローをひたすら駆るミラーたち。彼らには彼らの生きる目的とロマンがある。何千頭もの群れがどんどん倒れ、数百の群れになって走る。ひたすら剥いだ皮を集め、肉は打ち捨てる。点々と広がる腐った肉。剥いだ皮すら…。

  • 夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

    アメリカの西部開拓時代、4人の男がバッファロー狩りをして毛皮を仕入れるために冒険に近いような旅に出ます。典型的な悪人はいませんが4人とも癖があり個性が際立っています。いくつもの困難を越えていく様は十分に読みごたえがありました。冒険活劇的な面よりも一人一人を深く掘り下げた描写が印象的でした。

  • 南雲吾朗

    壮大な自然の美しさ、厳しさの描写が素晴らしい。バッファロー狩りを透して見えてくるさまざまな人間像。バッファローを狩りつくそうとするミラーは、まさに強欲なアメリカというものを象徴しているようにも見える。厳しい自然(原野)を体験し何かを得ようとしたアンドリューズは結局何を得たのだろう?面白く、楽しい読書であった。

  • たま

    ユニテリアンの牧師の息子でハーヴァードでエマソンの講義を聞いた青年が中西部に向かい、遺産の金で猟師や解体屋を雇いバッファロー狩りに出発する。含みのある設定だが著者はこの設定を強調せず、厳しい旅、凄まじい殺戮と解体の細かく直截的な描写に重点を置く。結末は〈マニフェストデスティニー〉、自然破壊、経済による翻弄等々を考えさせるものだが、不思議と愚かさ虚しさは感じなかった。それより旅と狩猟の描写から伝わった、彼らの強い意志、知恵、苛酷な労働が、人間の条件として強く印象に残る。いつまでも記憶に残る作品になるだろう。

  • 白のヒメ

    西部開拓時代。流行っていたバッファローの毛皮を取るため、都会から来た若い主人公に資金を提供され、彼を含む四人の男が大草原に狩猟に向かう。乱獲され数の減ってしまったバッファローの大群をなんとか見つけて大虐殺の末、大量の毛皮を手に入れるのだが・・。ストーナーの静謐な筆致とはまるきり作風が変わって、荒野に獲物を追い求める男達の物語は力強くたくましい。金の為のホロコーストは臭ってくるような生々しさで虚しさを孕み、主人公に死という虚無の淵を覗きこませる。その先を歩む主人公はどこへ行くのだろう。後を追ってみたい。

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