ジョン・アーンスト・スタインベック

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スタインベック短編集

ジョン・アーンスト・スタインベック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102101032
ISBN 10 : 4102101039
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アナーキー靴下

    読後感が良いものも悪いものもどこか痛みを残す、13篇の強烈な短編集。どれも内なる幻想を曝け出しながら現実を突きつけてくるようで、その両面から揺さぶりをかけられ、物語の重みに心が押し潰されそうになる。幻想の共有・断絶を強く感じさせるエモーショナルな「菊」「白いウズラ」「肩当て」「殺人」「敗北」、皮肉・風刺的な「襲撃」「自警団員」「聖処女ケティ」、まるで絵画のような閉じた運命に収められる「逃走」「蛇」、現代の多様性社会の問題にも通ずる「怠惰」、一服の清涼剤「朝めし」とバリエーション豊か。「「熊」のジョニー」は

  • のっち♬

    短編においても著者は人と自然の結びつきに焦点を当て、力強さや逞しさ、脆さや愚かさなど人間が持つ様々な側面を飾らない文章で巧みに描き出す。「そこには、思い出すたびにあたたかい思いに襲われる偉大な美の要素があった」貧しさの中に見出される充足感を描いた『朝めし』は短くとも濃密。『蛇』は得体の知れない黒さがあってどこかホラーテイスト。『白いウズラ』は1930年代とは思えないモダンさがあったり、逆に『怠惰』は当時ならではの牧歌的な雰囲気だがオチは味わい深い。『聖処女ケティ』は諧謔味があって痛快。読み応えのある一冊。

  • ペグ

    「朝めし」「逃走」を再読。「朝めし」は夜明けの光を浴びながら、家族が通りがかりの旅人に朝食を振る舞う短いお話。ベーコンの焦げた油の匂いが伝わってくる、のどかな短編。「怒りの葡萄」のサイドストーリーのよう。「逃走」はやっと大人の男になったぺぺの短い一生。スタインベックの小説は土の匂いがする。

  • はるを@お試しアイコン実施中

    🌟🌟🌟🌟☆。仲良くさせて頂いている読友さんのレビューを読ませて頂いて選書。勉強不足で著者の事を全く知らなかったのですが、凄く面白かったです。文学的なのに脳内映像が浮かび易い程読みやすくてユーモラス。笑える話もあって、そしてびっくりしたのが怖い話が多めでした。13本全部良かったのですが【白いウズラ】【逃走】【朝めし】【襲撃】【肩当て】【自警団員】【「熊」のジョニー】【聖処女ケティ】【敗北】【怠惰】の10本(って殆ど、全部。😅)が特に良かった。こういう巡り合いがあるから読メも読書もやめられない。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    「蛇」は怪奇・幻想小説として取り扱われているだけあってがらがら蛇の妻めいた女の様子は「そうだ」と断定されない分、恐ろしい。「殺人」は男らしさの問題を抉り出している。ふしだらな妻に対し、愛人を殺し、妻を何度も殴りつけたジミーがその後に妻から「男」としてを認められるという描写はどこか腑に落ちるという部分もあるのに一種の嫌悪感を持ちます。「襲撃」は赤狩り時代のアメリカで冷遇されそうな作品だな・・・。女の誇りや悲しみが菊や白いウズラに仮託される話もある中、「朝めし」の何気ない幸福(美)がただただ、嬉しい。

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