ジョン・アーンスト・スタインベック

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エデンの東 4

ジョン・アーンスト・スタインベック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151200489
ISBN 10 : 4151200487
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アロンがアブラと親密になるかたわらで、孤独なキャルは深夜の徘徊を繰りかえしていた。彼は家族の暖かさを求め、父の愛に飢えていた。しかし、アダムは…。やがてキャルは、死んだと聞かされていた母キャシーの生存とその秘密を知る。それは、双子に襲いかかる大きな悲劇の始まりだった。父子の葛藤はなぜ繰り返されるのか?人間の自由な心とは何か?著者自らが最高傑作と認める大河巨篇、ここに堂々完結。(全四巻)。

【著者紹介】
ジョン・スタインベック : 作家、脚本家。1902年、本書の舞台カリフォルニア州サリーナスに生まれる。スタンフォード大学在学中から小説家を目指し、35年の『トティーヤ平』で一躍脚光を浴びると、『ハツカネズミと人間』など次々と問題作を発表した。ユートピアを求め西部へと移住する労働者家族を描き、ピュリッツァー賞を獲得した『怒りの葡萄』は一部の州で発禁となるなど賛否の激論を呼び、空前の大ベストセラーを記録。52年発表の本書では、自らの一族の歴史を下敷きに、父と子の葛藤のドラマを壮大なスケールで描き上げ、著者の文学的名声を確固たるものとした。なお、『エデンの東』第四部をベースとしたエリア・カザン監督、ジェームズ・ディーン主演映画も傑作として名高い。62年には長年の功績に対しノーベル文学賞が授与された。68年没

土屋政雄 : 英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    最終巻は アロンとキャル 兄弟の物語である。 二人の 父アダム、母 キャシーへの想いが 微妙に交錯して 物語は進んでいく。 若者の成長と、親たちの老いが 静かに 進む中で、キャルが 起こした行動が 引き起こした悲劇… 愛憎渦巻く中で、最後は 父アダムの 言葉が 心に刺さる、そんなエンディングだった。

  • ペグ

    翻訳家を変えて読む。いくつかの作品を訳者を変えて読んでみて、総じて新訳は色彩がはっきりしていると感じます。旧訳はどこか朧で優しい雰囲気があるように思う。どちらも、素晴らしい訳者のおかげでわたしは読書の悦びを得ています。全く有難く感謝。

  • セウテス

    映画の場面が浮かぶ、あのテーマ曲が流れる。アベルとカイン、アダムとチャールズ、アロンとキャル、各々の兄弟は歴史は繰り返す如く関連し合う。だが個々で判断していく、選択していく事の大切さこそ、未来への歩みなのだろうか。3世代にわたる親子兄弟の物語は、とてつもなく壮大であったがサラリと読めてしまう、もう終わってしまうのかという感じが強い。本作は様々な読み方が出来き、色々な意味を感じるだろう。人各々の最良の選択があり、一度や二度間違えたとしても、選択する事をやめてはいけないのだ。読み終えて、共に生きた感覚になる。

  • ちえ

    なんという終わり方。二つの家の歴史にアメリカの開拓期中盤から産業の発展、最終巻では戦争への参加も絡め、旧約聖書のカインとアベルの物語を下敷きにした大作。この巻はキャルの孤独と満たされない心の内が強く描かれているが、全巻を通じ読み手が誰に重ねて読むのかで幾つもの感じ方がある。アダム、キャシー、些細な場面だがキャルから相談を受ける時のウィル。勿論リーやアブラ。人間は複雑だ。マーフィ医師の「堪えろ。堪えねばならん。人間の堪える力には驚かされる。いつもそうだ。」という言葉も心に残る。◆ガーディアン選書1000

  • Book & Travel

    最終巻も怒涛の展開。成長したキャルとアロンに父アダム、少女アブラ、双子の母の悪女キャシーとその周辺人物が、それぞれに複雑に感情を巡らせ、物語が予想のつかない方向に進んでいく。そんな中で終盤に進むほど存在感が増していくのがトラスク家を支える老使用人リー。彼の登場場面は安心感があり、哲学的な台詞は、著者が物語に込めた人間観を代弁している様にも感じた。全巻を通し物語に引き込まれ通しで、個性的な登場人物の様々な局面での振る舞いが心に残り、家族や人間そのものについて考えさせられた。とても読み応えのある名作だった。

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