ジョルジュ・ヴィガレロ

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美人の歴史

ジョルジュ・ヴィガレロ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894348516
ISBN 10 : 4894348519
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ファッション、美容、エステは、いつ誕生したか?ルネッサンス期から現代までの「美人」と「化粧法・美容法」をめぐる歴史。当初、普遍的で絶対的なものとしてあった「美」は、「自分を美しくする」技術や努力が重要視されるなかで、個性的なもの、誰もが手にしうるものとして徐々に“民主化”され、現代の化粧品、ファッション、エステ、ダイエットが示すごとく、“美の追求”は万人にとっての強迫観念にまでなった。

目次 : 第1部 啓示される美―十六世紀(記述されるからだ、序列化されるからだ/ 美人の「性別」/ 唯一の美/ 顔の炎と体液)/ 第2部 表現力豊かな美―十七世紀(顔か胴か?/ 魂とフォルム/ 純化と圧縮のはざまで)/ 第3部 感じられる美―十八世紀(機能的なものの発見/ 個人の美しさ/ 引き締まるからだ、美しくなるからだ)/ 第4部 「求められる」美―十九世紀(ロマン主義の美/ 人体の勝利/ 美しくなるための市場)/ 第5部 民主化された美?―一九一四‐二〇〇〇年(「現代のシルフィード」/ スターに近づく/ 「消費のもっとも美しい対象」/ 「試練」としての美、現代の美)

【著者紹介】
ジョルジュ・ヴィガレロ : 1941年モナコ生。パリ第5大学教授、社会科学高等研究院局長、フランス大学研究所所員。身体表象にかんする数多くの研究を手がける

後平澪子 : 東京生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了、パリ第3大学博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うえ

    絵画に描かれる美、あるいは劇場で演出される美、装身具の変遷、について歴史的に考察していく。「古くからの確信…すなわち、理想の美の存在は断言できる、という確信だ。唯一の変化は、この理想へのアプローチの仕方である。その結果、必然的に、自分を美しくする習慣にも変化が生じる。古典主義時代の理性は、16世紀の新プラトン主義のように、もはや鑑賞者を完璧なイデアの天空に導きはしない…プロフィールは描きなおされ、顔は髪形やかつらによって構成しなおされ、肩と胴を矯正するため、かつてないほど体系的にコルセットが着用される 」

  • いなお

    『美人の歴史』とはいうが西欧だけに着目している、だが戦後の美人の(というか美の)定義は日本と被っている部分は大きいと思った。美は与えられるものであったが(だから昔化粧は疎まれた)獲得するものになっていったというのがなるほどと思った。だから美しくないものは怠け者と見なされる、辛い

  • 灯子

    レカミエ夫人に誘わて読んだが、ジェラールの方が好きだ。

  • K

    身体の輪郭が「発見」される以前の、美が天賦のものだった時代から、コルセットからの解放、痩身信仰に至る、美が後天的に獲得されるものとなるまでの、美女という概念の変遷を追った本。もっと美術史っぽい本かと思って読んだのですが、文学史とも社会学とも言い難い不思議な本だった。「みんな違って、みんないい」という言葉の偉大さを改めて感じる。

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