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ISBN 10 : 4480086285
Content Description
「私が書いたもののなかで最も良い本であると同時に最も親しみやすい本」と自ら述べた奇才バタイユの最後の著書。人間にとってエロティシズムの誕生は死の意識と不可分に結びついている。この極めて人間的なエロティシズムの本質とは、禁止を侵犯することなのだ。人間存在の根底にあるエロティシズムは、また、われわれの文明社会の基礎をも支えている。透徹した目で選びぬかれた二百数十点の図版で構成された本書は、バタイユ「エロティシズム論」の集大成。本国フランスでは発禁処分にされたが、本文庫版では原著を復元した。新訳。
目次 : 第1部 始まり―エロスの誕生(死の意識/ 労働と遊び)/ 第2部 終わり―古代から現代へ(ディオニュソスあるいは古代/ キリスト教の時代/ 結論に代えて)
【著者紹介】
ジョルジュ・バタイユ : 1897−1962年。戦前から戦後にかけて、文学・芸術・思想・社会学・人類学・政治など広範な領域で批評活動を行い、現代の思想、文学に大きな影響を与えつづけている。著書に『無神学大全』『呪われた部分』『エロティシズム』『宗教の理論』『至高性』など。小説に『青空』『眼球譚』『マダム・エドワルダ』など
森本和夫 : 1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。デリダやバルトなどフランス現代思想の翻訳書、比較思想関係の著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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