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記号の歴史

ジョルジュ・ジャン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422210896
ISBN 10 : 4422210890
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 白義

    文字以前よりあり、人間の非言語コミュニケーションのほとんど全てを成す記号の世界を身振り手振りから交通標識までカバーし歴史を辿る、同著者の「文字の歴史」の姉妹編にして補完的な著作。古代壁画に見る記号の始まりから記号の塊である地図の歴史など、テーマごとに章が分かれていてどこから読んでもそこそこ楽しめるだろう。記号、象徴はただのお約束による部分が多大ながら、その体系性は文字と並ぶ人類文明の礎たる要素とも言えるのではないか。資料編も口笛言語など文字編以上の充実性で、記号学という世界の雰囲気をつかめる良編集だった 

  • Mentyu

    いかにもフランス人の書いた記号の入門書という印象を受けた。前半の図版集は興味深いが、解説はそれほど細かくない。後半の記号に関する言及の引用録は好みが別れると思う。

  • manabukimoto

    ラスコーの壁画からピクトグラムに至るまで、文字以外の表現を「記号」と捉え、その歴史を辿る。 洞窟絵画が寒さを凌ぐ人間の営みとして誕生し、絵的にも記号的にも発達したのが興味深い。地球が温かくなる(寒さを凌ぐ必要がない)につれ、ヒトは洞窟の外に出て洞窟壁画は廃るのだけど、籠ると表現欲求が高まるのは三万五千年前現在も同じなのか。 その他、記号としての手話表現の捉え方であったり(世界共通言語にならないものなのか?)、記号の宝庫としての地図など、文字情報でないものに導かれていることに気づく一冊。 石川県立図書館蔵書

  • 左手爆弾

    文字以前の記号・記号としての身体(身振り)・伝達の記号・地図記号・交通標識・記号と象徴から成る。ベネディクト会の修道士は沈黙の中で身振りで意思を伝える技術を身につけていたし、手話は口話と根本的に構造が違う。シャッペ式信号機は少ない信号で多様な情報を、しかも情報を盗まれるリスクなく伝えることができる。儀礼もやがて内実が消され記号や象徴になり、対応関係を知る人もいなくなる。記号にまつわる博覧会で、人間が記号と共に生きてきたことを実感する。シャッペ式信号機、あまりの凄さに現代での応用を考えてしまった。(無理か)

  • ともゑ

    記号と言ったら○△□☆♪とか?と思って読んでみたら手旗信号や口笛語や幅が広かった。図が多く丁寧な内容ではあるのだけど原著のフランス語のsignesと日本語の記号は微妙に概念が異なるのか、それとも私が記号だと思っていたのはその一部に過ぎなかったのか…とそもそも記号とは?について考えてみたりした。

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