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ジョルジュ・サンドセレクション 第7巻

ジョルジュ・サンド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894344952
ISBN 10 : 4894344955
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ゾラの「ジェルミナル」に先立つこと20数年、“女性による初の産業小説”として名高い作品を本邦初訳。オーベルニュ地方の刃物工場の町を舞台に、愛し、悩みながら自ら道を切り拓いてゆく労働者の姿を描き出す。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 松本直哉

    男は論理的で女は感情的というけれど本当にそうかしら。少なくともこの本では、惚れたら後先考えず求婚する男セテペが感情的、求婚されても熟慮してなかなか応えない女トニーヌの方が冷静なのだし、昔ながらの職人気質で自分の腕を恃み独立への野心に燃える自意識過剰の前者よりも、多くの同僚との共同作業によって過酷な労働環境を改善してワークライフバランスを目指す後者のほうが、時代を先取りしている。実際、仕事と生活の両立のテーマは今でこそ耳慣れているが19世紀半ばの産業革命の時代には前衛的といえるほど斬新な考え方だっただろう。

  • ラウリスタ〜

    鍛冶場が集まる谷底の「黒い町」、そこに住む若者セテペはいつか自分の工場を持ち山手の町にブルジョワとして引っ越すことを夢見る。俺はこんな町抜け出して親方になるぜと恋人トニーヌに語ったら、分不相応な野心を持つ人は嫌いと振られる。二人ともにブルジョワ階級からの結婚話が来て、バラ色の未来を夢見るが、結局相手を忘れられず破断。フランス全国を遍歴した後、故郷に戻ったセテペはトニーヌが工場主になっていることを知る(義理の兄からの相続)。金のための結婚を断り、同じ労働者との愛を選んだ二人には、真心ゆえ相続財産が降ってくる

  • アシモ

    ジョルジュサンドってショパンの恋人だった人のイメージしかなかったけどこんなにしっかりしたストーリーを書いていたとは衝撃でした。女性が強い。賢い。男の弱いところの描写も超具体的で観察力の凄さを感じました。

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