ジョナサン・フリードランド

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アウシュヴィッツ脱出 命を賭けて世界に真実を伝えた男

ジョナサン・フリードランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140819883
ISBN 10 : 414081988X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ユダヤ人初、収容所からの逃亡に成功。アウシュヴィッツ・レポート作成者の数奇な人生

ナチスによる殺戮を今すぐ伝える、それがユダヤ人を救う唯一の方法だ――19歳のヴァルター・ローゼンベルクは危険を冒して強制収容所から脱出し、瀕死の状態のなか「死の工場」の実態を暴いた。驚異的な記憶力を持つローゼンベルクの証言によって、詳細な報告書が作成された。まもなく報告書は世界中に配信されてユダヤ人解放へとつながり、多くの命を救った。歴史を動かし、自身も歴史に翻弄された男の功績と生涯を明らかにする。

【著者紹介】
ジョナサン・フリードランド : 英国ガーディアン紙コラムニスト、同紙元ワシントン特派員。BBCラジオ4で歴史番組のプレゼンターも務める。2022年に刊行された本書は「タイムリーかつ普遍的な教訓を与える」「もっと評価されるべき真の英雄の物語」など絶賛された。サム・ボーン名義で、英国サンデー・タイムズ紙ベストセラー第1位などのミステリー小説を刊行。2014年にジャーナリストとしてジョージ・オーウェル賞を受賞。ロンドン在住

羽田詩津子 : 翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • キムチ

    筆者は作家でもあり英国コラムニスト。アウシュヴィッツレポートと題し 映画化もされた。冒頭はいきなり生々しい脱出劇から入って行く。作品中盤までアウシュヴィッツの悍ましいリアルが延々と綴られる。幾度読んでも絶滅を目的とした工場の描写は耐えられるものではなく読むにはかなり時間と精神力を要した。とにかく【脱出あるのみ】と一図に邁進・・繰り返し それに失敗した例を見た学習が呟かれる。行動を共にしたフレートと共に驚くべき記憶力がかように優れたレポートになったという事実・・ヴァルターの成し得た偉業は20C で最も偉大な

  • 鮫島英一

    「イスラエルvs.ユダヤ人」で現代イスラエルの横暴と暴虐に触れている今こそ読み価値がある。アウシュヴィッツで地獄を知る人達が、ガザで大虐殺を実行している矛盾。根源ともいうべき疑問へ全て答えたとは言えないが読む意義はあった。ヴルバはアウシュヴィッツ・レポートを握り潰し、都合よく立場を入替えた人達とシオニストを嫌悪し、イスラエルもウルバを非難し嫌悪した。都合の良い事実のみ伝え右翼化していく国家の姿が既に垣間見れる。僕達はアウシュヴィッツ=ユダヤ=イスラエルという安易な図式に囚われ、惑わされているのもしれない。

  • ひと

    年末のアウシュヴィッツ訪問に向けて。脱獄が極めて困難な環境だったこと、大部分は強制労働すらなくガス室に直行だったことを知り生き残れたことは奇跡だと認識した。個人の意志だけで生き残ることは難しく、支配側を含めたネットワークや裏経済の活用に幸運が重ならないとダメ…自分なら絶対に挫けていただろう。非常時とはいえ、あそこまで非人道的になれること、真実を知っても時勢に逆らって動くことの困難さは、悲劇は繰り返し得ることや表に出ていない(かもしれない)悲劇の存在(の可能性)について考えさせられた。人間は怖い。

  • コピスス

    アウシュヴィッツから脱出したユダヤ人ルドルフ・ヴルバの生涯を綴った本。第2部アウシュヴィッツは、人間の残酷さを全てかき集めたような話で目を背けたくなる一方、これらを記憶していたヴルバの記憶力に驚かされる。第3部ではヴルバたちがアウシュヴィッツから脱出しスロバキアに入るまでが描かれているが、息を呑むような場面の連続でページをめくる手が止められなかった。終戦を迎え、家族を持ってもヴルバは完全に戦争を忘れて生きることはできなかった。

  • ちい

    主人公はアウシュビッツから脱走した初めてのユダヤ人で傑出した記憶力の持ち主。彼は、ビルケナウのガス室・焼却炉のすぐそばまで延伸されている線路を目にし、まもなくハンガリーのユダヤ人が移送されることを知り、いち早く同胞に知らせるべきだと使命を感じ、命懸けで脱出した。ところが、命からがら逃れ、まとめたレポートを託したユダヤ人評議会のトップは、これをハンガリーのユダヤ人に公表せず、自分の親縁や友人などにのみ知らせ、ナチスの意向に沿う形で移送は続いた。失った同胞の人数を考えると晩年まで怒りが収まらなかった主人公。→

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