ジョナサン・トーゴヴニク

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ルワンダジェノサイドから生まれて

ジョナサン・トーゴヴニク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903545585
ISBN 10 : 490354558X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルワンダのジェノサイドにおいて、多くの女性が性的暴力を受け、およそ2万人の子どもたちが生まれた。深刻なトラウマを抱え、社会的に孤立したまま子どもを育てている母と子のポートレートとインタビューを収録。

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Book Meter Reviews

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  • たまきら

    暴力で自分の体を使用される惨さ。生き残ったのが自分だけの女性もいる。望まない妊娠。さらにHIV感染…。良き隣人が、教会の司祭が、彼女に片思いをしていた少年が変貌する恐ろしさ。子供たちの目は美しくも悲しげで、物欲しげで、何もかも受け入れているようで。生をもたらしてくれる素晴らしい女性という存在をここまで汚すことができるなんて。憎しみを扇動することができるなんて。同じ女性としてただただ悔しく悲しい。

  • かおりんご

    ルワンダ内戦で暴行され、のぞまぬ妊娠・出産をした女性たちの話。ルワンダはカトリック国だからか、中絶には抵抗があったのは知りませんでした。一番ショックだったのは、教会で虐殺や暴行が行われていたこと。神の前で、傍若無人に振る舞えることが、すごく恐ろしい。ジェノサイドで、フツの男性たちは、自分がどこか有能になったと勘違いしてしまったのか。もし自分が、この体験を告白してくれている女性の立場だったらと考えると、言葉では言い表せられないくらい切なく、胸が苦しくなる。

  • やどかり

    ルワンダのジェノサイドの暴行の結果、子供を生んだ女性たちの写真とインタビュー。子供を愛せない人、たった一人の家族として大切に育てる人、フツの子供を生んだこと自体を批判され、家族とみなされないなど、過去との戦いは今も続いている。そしてほとんどの人が自らのHIV感染に悩まされている。わずか100日の間に何十万人もの人が殺され、今もその影響が続いている。今年はルワンダの虐殺から20年とのこと。子供たち、母親たちはどうしているのだろう。生活や教育、医療の環境が整っていることを願うばかり。

  • itokake

    1994年、ルワンダは地獄だった。昨日までの隣人や友人が、ナタを持って殺しにきた。『生かされて。』は生き残った女性の手記で、読んでから20年ほどになるが今も強烈な印象がある。多くの女性がレイプされ、その結果として子供が生まれた。2万人以上。本書は被害者の女性30人とその子供のポートレイトとインタビュー。30通りの地獄が語られていた。これまでのカウンセリングをきっかけに言葉にできた人もいれば、このインタビューで初めて言葉にできた人もいる。加害者の言葉もいくつかあるが、どれも身の毛がよだつものだった。

  • 肉尊

    ルワンダ内戦(1994)時に、性的被害を受けた女性はヒューマン・ライツ・ウォッチの調査(2000)によると約50万人に及ぶとされる。妊娠中絶は違法で許されず、目の前で家族が殺され、家族の血液を飲まされ、集団で性的暴行を受け続けた少女は、自分たちの家族を殺した民兵を父親とする子どもを宿した。父権性社会であるため、周囲からは「小さな殺人者」と呼ばれ育つ子どもたち。そして母親となった彼女たちの大半はHIVに冒されているという。親子の写真とインタビューから内戦の爪痕が今だに色濃く残っていることがよく分かった。

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