ジョナサン・スウィフト

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召使心得他四篇 スウィフト諷刺論集 平凡社ライブラリー

ジョナサン・スウィフト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582768244
ISBN 10 : 4582768245
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

偽占い師を告発した「ビカースタフ文書」、アイルランドでの悪貨流通を阻止した「ドレイピア書簡」、驚くべき貧困解決法「慎ましき提案」、美しきシーリア様のおぞましき実態「淑女の化粧室」、執事や女中のあるべき姿を説いた「召使心得」。『ガリヴァー旅行記』作者の面目躍如たる痛烈絶品、新訳セレクション。

目次 : 1 ビカースタフ文書(一七〇八年の予言/ 今月二九日にお亡くなりになった暦作りのパートリッジ氏を悼むエレジー一七〇八年三月 ほか)/ 2 ドレイピア書簡(アイルランドの小売店主、商人、農民、および一般市民への公開書簡わが王国での流通を意図して鋳造されたウィリアム・ウッド氏鋳造の半ペニー銅貨をめぐって(第一書簡)/ アイルランド全国民に告ぐ(第四書簡))/ 3 慎ましき提案―アイルランドにおける貧民の子供たちが親や国の重荷とならぬようにするために、彼らが公益に資するようにするために。一七二九年執筆/ 4 淑女の化粧室/ 5 召使心得(執事(バトラー)の心得/ 料理人(クック)の心得 ほか)

【著者紹介】
ジョナサン・スウィフト : 1667‐1745。イギリスの諷刺作家、詩人。両親ともにイギリス人の家系ながら、アイルランドに生まれる。1686年ダブリンのトリニティ・カレッジを卒業後、イングランドの元外交官W.テンプルの秘書となる。彼の死後、アイルランドに戻り、聖職に就く。ダブリンとロンドンを往復しながら、1704年、『桶物語・書物戦争』を出版、諷刺家としての名声を得る。ロンドンではホイッグ派の文人と交流、一連の「ビカースタフ文書」を刊行。のちトーリー派に転じ、1713年以降、ダブリンの聖パトリック大聖堂首席司祭となる。アイルランド愛国者として「ドレイピア書簡」(1724‐25)、「慎ましき提案」(1729)などを刊行、1726年には『ガリヴァー旅行記』が大評判となった。1745年死去

原田範行 : 1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。18世紀イギリス文学、印刷出版文化史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • HANA

    社会問題や召使に対する箴言と言ったものがまとめられた一冊。占星術師を茶化した「ビカースタフ文書」やインフレを防いだ「ドレイピア書簡」なんか突き抜けている「淑女の化粧室」といった作品も楽しいのだが、やはり一番凄いのは「慎ましき提案」。愛蘭土の貧困に対する解決策なのだが、汚穢を持って汚穢に対抗するうち現実が反転する目眩く感覚を味わえる。読んでいる途中笑いが止まらなかった「召使心得」もそうだが、何となくモンティ・パイソンを思い浮かべるなあ。英倫と愛蘭土という違いはあるものの、独特の皮肉な笑いというか。

  • 魚京童!

    この人最高!素晴らしい。言葉なしでは語れない。言葉では語りつくせない。ヒトを喰おう。間違いない。それがもろもろを解決する。その通りだと思う。侮辱しよう。わかるように。ときどき理解できない人種がいるのだから、最低限の言葉をもって攻めてみよう。幸せだ。こういう人が大好きだ。だから社会生活を営めないのだ。風刺だって理解できてない。そんな理解に足りてない。そういう人がこの世の中には多すぎる。哀れなものだ。常識でしょ。そんなのできないに決まってる。だからこそ書くんだと思う。フフッて笑える人がどれだけいるのか知りたい

  • CCC

    召使心得と字面はなんだか鼻につく説教の臭いがするけれど、これは諷刺論。もちろんそんなことはなかった。細かくせこい不正を推奨する内容になっている。著者の倫理観の逆を書いている感じはあるが、身分社会で下に立つ人間はこのぐらい面の皮が厚くて図太いほうがいいのかもしれないと感じるところもなくはなかった。碌なことを書いてないけれど、カニやエビのハサミを蝶番で潰すのなんかはちょっと楽しそう。

  • テツ

    スウィフトが生きた時代の世相を痛烈な皮肉を込めて批判する風刺論集。『ガリバー旅行記』にも時事風刺的な側面が含まれているが(というかほとんどらしいが)こちらはそんなどころじゃなく全身全霊を込めた彼の皮肉と世の中を見つめる姿を窺える。彼が自ら作成した墓碑銘と彼の著書を同時に目にすると色々考えてしまうな。貴方に穏やかな日々はありましたか。「スウィフトは休息に入った。そこでは激しい憤怒に胸を切り裂かれることもない。もしできることなら彼を真似てくれ、世界に夢中になっている旅人よ、人間の自由のために尽したこの男を」

  • アトレーユ

    うちに召使いがいなくてよかったよ(笑) この皮肉さがたまらなく面白い。

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