ジョゼ・ジョンストン

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フーディー グルメフードスケープにおける民主主義と卓越化

ジョゼ・ジョンストン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787234735
ISBN 10 : 4787234730
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。アメリカにおける彼/彼女たちの生活世界を、雑誌やテレビ、インタビューから明らかにして、その食文化に潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本のあり方、卓越化の戦略を考察する。

目次 : 序論 フーディーのおいしい世界に足を踏み入れる/ 第1章 フーディー・オムニボア・言説/ 第2章 真正性を食べる/ 第3章 料理上の他者―エキゾチシズムの探求/ 第4章 フーディーをめぐる政治―これはおいしい革命だ!/ 第5章 階級と階級の不在/ 第6章 食に心を配る―フーディーのキッチンに見るジェンダー実践/ 結論 フーディーの連続性・変化・道徳的両義性

【著者紹介】
ジョゼ・ジョンストン : トロント大学社会学部教授

シャイヨン・バウマン : トロント大学社会学部教授

村井重樹 : 島根県立大学総合政策学部准教授。専攻は理論社会学、文化社会学

塚田修一 : 相模女子大学学芸学部講師。専攻はメディア文化論、都市研究

片岡栄美 : 駒澤大学文学部教授。専攻は文化社会学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くさてる

    食を自分のアイデンティティやライフスタイルとしてとらえる人々=フーディ。アメリカにおける彼らの生活をリアルに調査することで、食文化に潜む階級やジェンダー差別、社会的不平等、文化の歪みといったところを研究した社会学の本。正直、難解な部分もありしっかり読めたかどうかは自信はないのだけど、食が単なる栄養補給でなく、自分の個性や承認欲求を満たす道具として扱われている現状とそこにひそむ問題点は日本もアメリカも似ていると思った。興味深かったです。

  • 人生ゴルディアス

    大変面白かった。ファーマーズマーケットだとか、外見は小汚いけど地元に根差した美味い飯屋(発展途上国だとなおよろしい)を探すのに熱を上げる食に関する意識の高い連中を分析している。事例は、あるある、と笑えて説得力がすごい。彼らは民主主義的価値観から、超高級料理など他者の排除があからさまな文化には眉をひそめる。でも周囲の馬鹿舌と一緒にされたくないので、代わりに一見安価な食のこだわり(私はハンバーガーに目が無くてね…)で他者に優越をしめそうとする。しかしそのこだわりにも実は文化資本が必要で……というもの。

  • あたおろち

    生きるために食べるのではなく食べるために生きている。民主主義(ほかの食愛好家と連帯すること)と卓越化(ほかの食べてから自分自身を切り離し区別すること

  • Go Extreme

    手頃なぜいたく・不平等の複雑さ 食の民主化を導く潜勢力と社会的ヒエラルキーを再生産し自然化する食の役割 民主主義を促進・卓越化を当然のものにする役割 高い価と安価・ファストとスロー フーディー現象:文化的基盤と政治的含意 嗜好と社会階級との結び付き 象徴的境界と地位の卓越化を確立する際に食が継続して果たしている役割 フーディー文化を食の実践の政治的次元を探究するためのレンズとして使用 真正性とエキゾチシズム 男性フーディーと女性フーディー 文化的消費者・オムニボアライフスタイル グルメフードスケープ

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