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中世ヨ-ロッパの農村の生活

ジョゼフ・ギース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061598744
ISBN 10 : 4061598740
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中世ヨーロッパ全人口の九割以上は農村に生きた。村で働き、結婚し、エールを飲み、あるいは罪を犯し、教会へ行き、子をなし、病気になり、死んでいった。舞台は十三世紀後半イングランドの農村、エルトン。飢饉や黒死病、修道院解散や囲い込みに苦しみながら、村という共同体にあって、人々はいかに生き抜いたか。文字記録と考古学的発見から生き生きと描き出す。

目次 : プロローグ エルトン/ 第1章 農村の誕生/ 第2章 エルトン誕生/ 第3章 領主/ 第4章 村人たち−その顔ぶれ/ 第5章 村人たち−その生活/ 第6章 結婚と家族/ 第7章 働く農村/ 第8章 教区/ 第9章 村の司法/ 第10章 過ぎ行く中世

【著者紹介】
ジョゼフ・ギース : 30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。発表した著作は20冊を超える。ミシガン州アナーバー近郊に在住

フランシス・ギース : 30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。発表した著作は20冊を超える。ミシガン州アナーバー近郊に在住

青島淑子 : 1986年京都大学文学部卒。高校教師、「ニューズウィーク日本版」編集協力を経て、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 川越読書旅団

    欧州文学へのより深い理解の一助になるのではと購入。中世ヨーロッパの農村生活を裁判所の記録なども引用しつつ詳細に解説する。非常に勉強にはなったのだが、イングランドの特定の農村のみに特化した調査であり、果たして欧州全体をカバーしきれているのかやや疑問が残るところ。

  • 猫洞 文月

    中世ヨーロッパの主に農村の暮らし、文化、施設などについて資料をもとにかなり細かく解説した資料本。図や現存する施設の写真もある。裁判の記録、孤児の記録など詳細に読みといていて、当時の生活が伺われる

  • 「都市の生活」の生き生きとした描写が好きだったのでこちらも購入。期待していたよりも淡々と進んだが、資料が少ない中で当時の農民の生活が覗き見られた。特に領主が強権的になんでも自由にできると思っていたのだが、イギリスでは農村の自治という伝統がそれを制限していたようだと知った。例えば十分の一税でどれぐらいのものが徴収されたかとか、貧しすぎて罰金が免除されたりと、都市化工業化が未発達の段階ではなかなかうまく機能していたんだなーと

  • 組織液

    トニ・マウントの『中世イングランドの日常生活』を読んで、なんか似たような話他でもよく見たなと思ったんで久々に再読しました。どっちもイングランド中心なので、共通するところはやはり多いですね。にしてもいい本だなぁこれは。中世の農民なんて聞くと、一生狭い世界で農作業して死んでいく、みたいな認識の人もまだまだいそうですが、意外と(?)娯楽やら浮気なんかの人間臭い出来事も結構あったことが分かります。

  • mob

    荘園領主と農村は対立しない。現代価値観創作との最大の違い。領主の財布より粉ひき所で粉屋がくすねる(?)穀物の方がよほど気になる。/「寝床で誓う非公式な結婚」を教会が抑え込めないのは、領民を領内で結婚させたい領主に都合がいいからかも。/叫喚追跡の叫び声を不当にあげると罰金。中世でも冤罪対策くらい考える。/ペストで農奴不足、日雇い増え農奴身分解体へ。///中世イスラムの高名な学者は奢侈の無い田舎に悪徳は生まれないと言っていたが、階層対立も生まれないようだ。人が人を尊重するのと同じレベルで身分の違いも尊重される

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