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情動と理性のディープ・ヒストリー 意識の誕生と進化40億年史

ジョセフ ルドゥー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759823332
ISBN 10 : 4759823336
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界的な神経科学者ジョセフ・ルドゥーは、ヒトの「意識」を理解する鍵は、地球上に現れた最初の生物からはじまる進化の全貌に迫ることだと主張する。本書では、生命40億年の歴史をたどり、私たちと私たちの祖先との間の類似点を深く掘り下げ、神経系の進化がいかにして生物の生存・繁栄能力を高め、意識の出現を可能にしたのかを探求する。単細胞生物からヒトの脳にいたる壮大な物語。

目次 : 自然のなかの私たちの位置/ 生存と行動/ 微生物の命/ 複雑さへの移行/ …そして動物は神経系を発明した/ 海で生きた後生動物/ 脊椎動物の出現/ 脊椎動物脳進化のはしごと樹/ 認識のはじまり/ 思考による生存と繁栄/ 認知ハードウエア/ 主観性/ 記憶眼鏡から見た意識/ 浅瀬/ 情動的主観性

【著者紹介】
ジョセフ・ルドゥー : ニューヨーク大学神経科学センターのヘンリー・アンド・ルーシー・モーゼス教授であり、ニューヨーク大学のエモーショナル・ブレイン・インスティテュートのディレクターである。また、ニューヨーク大学ランゴン・メディカル・スクールの精神医学および児童・青年精神医学の教授でもある。記憶と情動の脳内メカニズムを中心に研究しており、著書に『エモーショナル・ブレイン』(東京大学出版会)、『シナプスが人格をつくる』(みすず書房)などがある。また、ロック・バンドAmygdaloidsやアコースティック・デュオSo We Areでも活躍している

駒井章治 : 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士後期課程修了。博士(バイオサイエンス)。神戸大学医学部第一生理学教室、マックス・プランク医科学研究所での博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学准教授を経て、東京国際工科専門職大学情報工学科教授、国際高等研究所客員研究員。専門は脳科学・行動科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mim42

    意識と記憶と情動と認知の進化について。ざっくり前半が動物の始祖から意識の進化、後半が主に哺乳類以降の脳の進化の話題。「昔の著書でミスリードしたからここで説明責任がある」なる潔さ。人間の情動を単純に動物に投射して「彼らの悲しみも喜びも人間と一緒」と考えてはいけないとのこと。動物でも、悲しみや喜びに近いことは生じているのだろうが、それは人間のものと全く等しい保証はないし、脳の構造には明らかに差異がある。動物は海綿に始まり、次にクラゲのように動きを獲得、その後、両側性無脊椎動物で「前後性」「背腹性」を獲得する。

  • 朝ですよね

    前半は神経系の発達を中心に初期生物から人類までの進化を追う。後半は脳神経科学の知見を引用しながら、人間の意識は言語が前提にあり我々が想像するような(擬人化された)動物の意識とは異なること、意識は脳機能の低次・高次の協調により生まれるが、厳密には複数見解がある事などが説明される。後半は脳神経の専門的な内容も多くやや飛ばしながら読んだ。著者は扁桃体の専門家なので、恐怖のような情動が生存反応を起こすのではなく、非意識も入力に含む生存反応を引き起こす回路と別に情動が生まれる事を強調する。

  • RX93

    (一つひとつの話が細切れで、全体としてのポイントが今一つ掴めず。雑学本を読んでいるような気分... )

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