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大聖堂・製鉄・水車―中世ヨーロッパのテクノロジー 講談社学術文庫

ジョセフ・ギース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062921466
ISBN 10 : 4062921464
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西洋中世の新たな実像を描いて定評ある著者による、テクノロジーの中世史。軍事、建築、交通から、織機や農具など、あらゆる具体的なモノの変遷と、社会や暮らしの変化をたどる。「停滞の元凶」とされる教会や修道院が時に技術革新の推進力となり、また、東方の文化を吸収しつつ千年にわたって緩やかに進行した技術革新が、近代の「革命」を用意していく。

目次 : 第1章 バベルの塔・ノアの箱舟―キリスト教とテクノロジー/ 第2章 古代のテクノロジー―功績と限界/ 第3章 それほど暗くはなかった暗黒時代―西暦五〇〇〜九〇〇年/ 第4章 アジアとのつながり/ 第5章 商業革命の技術―西暦九〇〇〜一二〇〇年/ 第6章 中世盛期―西暦一二〇〇〜一四〇〇年/ 第7章 レオナルドとコロンブス―中世の終わり

【著者紹介】
ジョゼフ・ギース : 30年間にわたり中世の歴史の本を書きつづけ、共作、あるいは単独で発表した著作は20冊以上

フランシス・ギース : 30年間にわたり中世の歴史の本を書きつづけ、共作、あるいは単独で発表した著作は20冊以上

栗原泉 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 中世ヨーロッパといえば教会の力が強く、技術的な発展はほぼなかったと思っていた。けれど人々はたくましい。東から西へと知識が伝播しそれを紹介する人々。その知識を求め、改良する技術者。書物によって記録し多くの人々がその知識を得ることができるようになったのはどんなに素晴らしいことだったろう。大事なのは好奇心と、疑問への探究心。ヨーロッパに焦点が当てられているのでアジアの停滞がより目立つようになっている。中世の技術的な変化をじっくり読めて満足できた

  • Saiid al-Halawi

    馬は役畜として牛よりも優れている。そして鐙に匹敵する発明、詰め物入りのハーネス。ストロングホールドがやりたくなる1冊です。

  • 中島直人

    アジアからの技術移転の貢献を強調し過ぎるのではなく、中世ヨーロッパの価値を正しく評価しようとする姿勢が良い。勉強になった。

  • 那由田 忠

     1994年の本、中世の見方を変え、結果として産業革命の見方を変える。工場制機械工業はすでに15世紀にイタリアに出現。多くの川で水車が動力源となって機械を動かした。キリスト教、特に修道院が大きく貢献し、中世の千年間に地道な技術革新が続き、その上に産業革命や科学革命が起こったのだ。  ほとんどの発明は中国に発するが、その徹底した利用と改良は中世ヨーロッパの人々が行った。中国は技術があっても大西洋まで航海しなかった。当時の日本も頑張ったのは鉄砲くらい。技術を重視する姿勢がいつ日本に生まれたのか、新しい疑問だ。

  • うた

    レオナルド・ダ・ヴィンチの手記に、私は先人たちの余り物をかき集めるしかないのだ、という意味のメモがあったが、なるほど彼の前進であった千年にも及ぶ中世にも多くの技術の進歩があったのだ。ギリシア・ローマの遺産だけでなく、中国を始めとしたアジアからのあぶみなどの実用的な技術の流入、用途に適した造船、製鉄、水車や教会の色ガラスなど。暗黒の中世は思ったよりも暗黒でなく、まだ良く理解しきれていないから暗黒という意味でもあるか。

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