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シャドウプレイ

ジョセフ・オコナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488011345
ISBN 10 : 4488011349
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1900年代初頭、ブラム・ストーカーは、人気俳優のヘンリー・アーヴィングに雇われ、彼の劇場、ロンドンのライシーアム劇場の支配人となっていた。ストーカー、アーヴィング、そして一座に加わった名優エレン・テリー。個性的な三人の人生をドラマティックな筆致で描く。そしてこれは、日々劇場支配人の激務をこなしながらブラム・ストーカーの内部でかの不朽の名作『吸血鬼ドラキュラ』をいかに育み、形にしたのかの物語でもある。

【著者紹介】
ジョセフ・オコーナー : 1963年、アイルランドの首都ダブリン生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリンでアイルランドにおける英語文学を専攻して修士号を取得後、イングランドのリーズ・メトロポリタン大学で映画脚本創作を学び修士号を取る。『アシッド・ハウス・ブルー』『ダブリンUSA アイリッシュ・アメリカの旅』などを発表したのち、2002年に刊行した歴史小説Star of the Seaが英語圏で100万部を売り上げる大ベストセラーになり、作家として一挙に知名度を上げた。2014年以降は、アイルランド南部のリムリック大学に設けられた“フランク・マコート記念創作講座”の初代教授として文学作品の創作を教えている

栩木伸明 : 1958年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得退学。アイルランド文学・文化専攻。2014年『アイルランドモノ語り』が第65回読売文学賞(随筆・紀行賞部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    創元推理文庫版『ドラキュラ』の解説にある作品が書かれた経緯を小説化している。ブラム・ストーカーが傲慢な天才俳優アーヴィングに振り回されながら、様々な経験を重ねて名作を発表するまでを虚実取り混ぜたドラマに仕立てた。世紀末ロンドンやダブリンの演劇界や切り裂きジャックの跳梁、ストーカーの私生活などは確かに面白いが、そちらが主となって吸血鬼物語誕生プロセスはほとんど描かれない。特にアミニウス・ヴァンベリとの出会いや執筆中の状況など最も関心のあった部分は全く触れられず、題名通り意味不明な影絵芝居を見せられた気分だ。

  • 星落秋風五丈原

    作家よりも作品が有名になった人と、その逆がいる。前者がブラム・ストーカーで、後者がオスカー・ワイルドだ。ブラム・ストーカーがアイルランド人であることは、あまり知られていない。また、彼があの名作を生み出す前、人気俳優で劇場経営者のヘンリー・アーヴィングに雇われていたことも知られていない。ストーカーは、殆どの人に、あの作品で知られているのだ。ちょうどその頃、同じアイルランド人として、ヒット作を連発し、売れっ子作家の名を欲しいままにしていたのがオスカー・ワイルドだ。しかしやがてある裁判により転落の一途を辿る。

  • 蝸牛

    ブラム・ストーカーの伝記に似せた、『ドラキュラ』作成記といったところ? そうか、切り裂きジャックとか同じ時期か。そういった日記調のところと、物語と、ストーカー以外の人の目線の話が混ざるので若干読みづらさはあるけれど、個人的には面白かった。

  • ひびキング

    ずっと積んでる「ドラキュラ」を読みきっかけになればと。全体としては演劇界の変人に振り回される人々が描かれてて、当時のロンドンやら演劇界やらの雰囲気が伝わって来るのかな。断片的に知る知識が時折書かれる年月日で合致していく。終章の物悲しさが少し響いて、ここだけで良いのにと思うけど、そこまでの冗長さがなければ物語にはならないな。まぁ、「ドラキュラ」を読む準備は整ったとしよう。

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