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フランス革命史 下 中公文庫

ジュール・ミシュレ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122047891
ISBN 10 : 4122047897
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

下巻は一七九二年の国民公会の招集・王政廃止・共和国宣言から一七九三年のルイ十六世処刑、一七九四年の最高存在の祭典、ロベスピエールらの全員死刑までを描く。図版多数。革命史年表・ミシュレ年譜・人名解説索引付き。

目次 : 第6巻 共和国の試練/ 第7巻 ジロンド派の没落/ 第8巻 独裁への道/ 第9巻 恐怖政治/ 第10巻 独裁者の栄光と悲惨/ 第11巻 テルミドール

【著者紹介】
ジュール・ミシュレ : 1798年、パリの下町で貧しい印刷業者の長男として生まれる。エコール・ノルマル、コレージュ・ド・フランス等の教授を務めるが、ナポレオン三世に反対して公職を追われる。1874年、『十九世紀史』の完成直後に病没

桑原武夫 : 1904(明治37)年、福井県生まれ。京大名誉教授。1988(昭和63)年没

多田道太郎 : 1924(大正13)年、京都市生まれ。京大名誉教授

樋口謹一 : 1924(大正13)年、朝鮮全羅南道木浦府生まれ。京大名誉教授、仏教大学教授。1999(平成11)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • e

    やっぱりフランス革命複雑怪奇.......一旦は読み終えましたがまだ全部理解出来たとは言えないので定期的に読み返したい1冊。

  • しゅん

    理想に権謀術数が混ざり、保守と革新の間での失脚(すなわちギロチン行き)が繰り返される下巻。穏健のジロンド派が過激のモンターニュ派に潰され、やがてモンターニュ派も壊滅する。ジロンド派に与するシャルロット・コルデがマラーを殺すまでの描写がいい。彼女がパリに行く経緯、肖像画から見られる彼女の性格、マラー家に入ってから入浴中のマラーを刺すまで。ここの描写を読むだけで、ミシュレが特異な文章を書く人であることがわかる。

  • ナン

    とりあえず読み終えたが、ジロンド派追放やテルミドールのクーデターといったこの本のハイライトと言ってよい出来事について知識が付いて来ず、勉強&再読の必要あり。しかし、革命の高揚感や熱量などをここまで伝えてくれる本は初めてで大変勉強になった。フランス革命関係の他の本を読む際の理解の促進にもなると思う。登場人物たちが語る崇高な理想には胸が熱くあるものがある一方で、恐怖政治や社会の混乱など負の面も大きい。ミシュレはフランス革命を高く評価しており共感する部分もあるが、相対化する本も今一度読みたいと思った。

  • sekaisi

    読む方もロベスピエール(派)が断頭台へ送られたのでホッとしました。

  • KN

    ロベスピエールの死で終幕。後のナポレオン体制を「墓場」と呼んでいるのが印象的だ。人民の味方というミシュレの立場からすると、ブルジョワ支配で終結したフランス革命はまったく不十分だったのだろう。それゆえ、ジャコバンの恐怖政治を嫌悪しつつも、ロベスピエールやサン・ジュストの偉大さには同情的な記述が見られる。

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