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フランス革命史 上 中公文庫

ジュール・ミシュレ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122047884
ISBN 10 : 4122047889
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あらゆる「近代なるもの」の源泉となった歴史的一大変革と流血を生き抜いた「人民」を主人公とするフランス革命史の名著。上巻は一七八九年の三部会招集から一七九二年のヴァルミの勝利まで。図版多数。革命史年表・ミシュレ年譜・人名解説索引付き。

目次 : 人民史家ミシュレ/ フランス革命史(革命のはじまり/ 新生フランス/ 一進一退/ 立憲王政のこころみ/ 王政との闘い)

【著者紹介】
ジュール・ミシュレ : 1798年、パリの下町で貧しい印刷業者の長男として生まれる。エコール・ノルマル、コレージュ・ド・フランス等の教授を務めるが、ナポレオン三世に反対して公職を追われる。1874年、『十九世紀史』の完成直後に病没

桑原武夫 : 1904(明治37)年、福井県生まれ。京大名誉教授。1988(昭和63)年没

多田道太郎 : 1924(大正13)年、京都市生まれ。京大名誉教授

樋口謹一 : 1924(大正13)年、朝鮮全羅南道木浦府生まれ。京大名誉教授、仏教大学教授。1999(平成11)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • e

    革命記念日に読み終えるつもりがやっと上巻を読了。フランス革命についての本はそれなりに読んできましたが、ここまで革命賛美の立場のものは初めて読みました。でもこれがリアルな同時代の意見なんですね、勿論当時でも色々な立場の人がいるとは思いますが。文学的な表現が多々あるので歴史書というより小説を読んでいるみたいです。

  • しゅん

    「革命」の一人称小説。下巻に地図や人物紹介や年代別の出来事が載っていて、先に読んどけばよかったと思った。保坂和志が『百年の孤独』について、家系図を確かめながら読むことは読むことの歓びを損ねる、といった類のことを以前言っていた。言わんとしていることはわかるものの、本書の登場人物が膨大な、事前に抑えるべき文脈も多い歴史書に接すると、参考資料は読む歓びに寄与すると思わざるを得ない。ロラン夫人に関する言及の多いことが印象に残る。革命と女性、というテーマが流れている。

  • ナン

    ここ最近、フランス革命についての本を読み漁っているが、最も当時の雰囲気を感じられた本。基本的に革命賛美の内容ではあるが、革命についての考え方はどうあれ、フランス革命についてある程度深く学びたいのであれば、ぜひ読むべき一冊。文体は小説風であり、だからこそ、時代の空気感や人々の熱量をすごく感じるのだが、それは作者の想像だけではなく、しっかりとした史料収集に支えられたものであり。歴史研究という観点からも価値が高いと思われる。下巻に人名索引や解説があり、上下セットでの購入がオススメ。

  • チームセン

    革命の主役を担うのが一部の指導的地位にいる英雄ではなく、人民による行動であるという視点が新鮮に感じられた。 これまでフローベールやスタンダールを読んでもイマイチ時代背景が理解できなかったのが、解消された気がする。 復古王政下の反動時代はフランスが自由を獲得しようと情熱に溢れていた時代のコントラストでのみ理解できるものであると思う。 18世紀後半のフランスの歴史はおそらく紀元前後のローマと並んで歴史上最も重要なターニングポイントである。ミシュレの暑苦しい程情熱的な文体が革命の精神を感じさせてくれる。

  • KN

    フランス革命史の古典。司馬遼太郎が絶賛していたので興味をもった。歴史小説ではなく、あくまでも実証精神をベースとした歴史学だが、文体が異様なほどの躍動をみせるのが特徴。その熱量は司馬などの比ではない。正直なところ、ミシュレのテンションについていくことは難しかった。

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