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ISBN 10 : 479177079X
Content Description
ユダヤ人であることと、シオニズムを批判することは両立しえないのか。ユダヤ性とは何かを徹底的に主題化しつつ、パレスチナ・イスラエル問題の核心にせまる。レヴィナス、ベンヤミン、アーレント、サイードの思想を読みとき、現代を代表する思想家が、いま私たちがとるべき道を模索する。
目次 : はじめに―自己からの離脱、エグザイル、そしてシオニズム批判/ 第1章 不可能で必要な責務―サイード、レヴィナス、そして倫理的要請/ 第2章 殺すことができない―レヴィナス対レヴィナス/ 第3章 ヴァルター・ベンヤミンと暴力批判論/ 第4章 閃いているもの―ベンヤミンのメシア的政治/ 第5章 ユダヤ教はシオニズムか―あるいはアーレントと国民国家批判/ 第6章 複数的なるものの苦境―アーレントにおける共生と主権/ 第7章 現在のためのプリーモ・レーヴィ/ 第8章 「エグザイルなくして、私たちはどうしたらよいだろう」―サイートとダルウィーシュが未来に語りかける
【著者紹介】
ジュディス・バトラー : 1956年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校教授
大橋洋一 : 1953年名古屋市生まれ。東京教育大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学名誉教授
岸まどか : 1982年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系博士課程満期退学、ルイジアナ州立大学博士課程修了(英文学・ウィメンズアンドジェンダースタディーズ)。文学博士。現在、ルイジアナ州立大学研究員。専門はアメリカ文学とクィア・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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