ジャン=ポール・ブリゲリ

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モン・サン・ミシェル 奇跡の巡礼地 「知の再発見」双書158

ジャン=ポール・ブリゲリ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422212180
ISBN 10 : 4422212184
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 奇跡の意味/ 第2章 修道士の時代/ 第3章 戦士、牢番、建築家/ 第4章 海の危険、陸の危険と向きあって/ 資料篇―海に浮かぶ小島の修道院

【著者紹介】
ジャン=ポール・ブリゲリ : フランス高等師範学校卒、現代文学教授資格者(アグレジェ)。モン・サン・ミシェルについては20年以上の研究歴があり、著作や論文を刊行しているほか、多くのシンポジウムに協力している

池上俊一 : 1956年愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は西洋中世史。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専攻博士課程中退。86〜88年フランス国立社会科学高等研究院に留学し、研究に従事する

岩沢雅利 : 仏語翻訳家。東京外国語大学ロマンス系言語専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 財布にジャック

    前にモンサンミシェルを訪れた時は、予備知識0だったせいで、なんだか観光地化していてあまり良い印象ではなかったのですが、再訪前にもう一度この地の歴史を見直してみようと思い読んでみました。ただの修道院ではなくて、牢獄だったなんて、あの参道のお土産屋さんをのんきに見て歩いている場合ではないですね。今回はいろいろ思いを馳せながらあのグルグルとした坂道を頑張って登っていこうと思いました。

  • yyrn

    年間300万人が訪れるフランスの世界遺産、モン・サン・ミシェル。干満差が激しく険しい花崗岩の小島にこんな荘厳な修道院が建設されたのはなぜか?写真でしか知らなかったので読んでみたが、聖ミカエル伝承に始まり、708年に最初の礼拝堂が建設されて、イギリスとの百年戦争などで戦場と化した中世期を経て、政治犯の監獄として利用されるなど紆余曲折を辿りながらも増改築や修繕が繰り返され、ローマ・ビザンチン様式からロマネスクへ、さらにはゴチック様式が加わって独特の景観や雰囲気を醸し出しつつ現在に至る歴史を丁寧に教わった。

  • hanagon44

    いつか訪れてみたいと思っているモン・サン・ミッシェルの成立の歴史と,建築・地家・自然環境の二つの面からまとめてある。中世末から19世紀後半まで監獄として使われていたということに驚いた。様々な建築様式が折り重なるように共存しているということ,その修復や保護策の試み,さらにモン・サン・ミッシェルの島らしさを取り戻るために行われている環境整備工事など多岐にわたって記されていて,歴史遺産を維持する苦労なども垣間見ることができた。より一層行ってみたいという気持ちが強くなった。

  • なつのふね

    これは 津村記久子さんが書評の本に掲げ 絶賛されていたので 図書館で借りて読んだ。モンサンミッシェルの歴史、地理、建築の変遷、現在についてこと細かに 多くのカラー刷りの資料とともに説明している本。これを読めば この史跡についての全てが解るようになっている。残念ながら 私にはモンサンミッシェルに行く予定はないが もしいけるならこの本を熟読したら 旅の楽しみは倍増するだろう。モンサンミッシェルは 大天使ミカエルを祀った教会だけど 創建当時、このミカエルはケルト神様やギリシャ神アポロンと同一視されるとあり➡

  • ハイパー毛玉クリエイター

    図版が多くて楽しい一冊。文章もなかなかの密度。建築物や遺産としての美しさを楽しむためというよりは、モンサンミシェルとそれを囲む人々の歴史を知るための本。  ところでこうしてさまざまな図版をながめていると、モンサンミシェルってなんだか嚴島神社のある「宮島」に少し似ているなぁと感じる。調べてみたところ、両者の間には観光友好都市提携が結ばれているらしい。やっぱりな!似てるよね。

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