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罪と恐れ 西欧における罪責意識の歴史 / 十三世紀から十八世紀

ジャン・ドリュモー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794806468
ISBN 10 : 4794806469
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

恐怖を作り出す文化はいかに生産されるか。西欧文明の深層構造を究明する「意識」の歴史学。アナール派第3世代の重鎮が圧倒的学殖で析出する、キリスト教文明圏の集団的心性史。「恐怖心の歴史」に続く渾身の雄編。

【著者紹介】
ジャン・ドリュモー : 1923年生まれの、アナール派第三世代に属するフランスの歴史家。パリ・ユルム街の高等師範学校出身。パリ第一大学教授を経てコレージュ・ド・フランス教授(1975〜1994年)。中世後期から近代にかけての西欧宗教思想史、とくに宗教心性史を自己の領域としている。カトリシズムを思索の基盤としつつ、現在に至るまで旺盛な執筆活動を展開

佐野泰雄 : 1950年神戸市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。一橋大学大学院言語社会研究科教授。18世紀フランス文学専攻

江花輝昭 : 1955年福島県耶麻郡生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。独協大学外国語学部助教授。モリエールを中心とする17世紀フランス文学・文化専攻

久保田勝一 : 1951年埼玉県深谷市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。中央大学商学部助教授。フランス中世文学専攻

江口修 : 1950年広島市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。小樽商科大学教授。フランス・ルネサンス詩専攻

寺迫正広 : 1950年、鹿児島県吹上町生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位所得退学。大阪府立大学総合科学部教授。モンティーにを中心とする16世紀フランス文学およびマイノリティ言語教育政策論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鏡裕之

    すばらしき大著。1000頁超の名作。仏教は、「こうすれば心の平安を得られますよ」ということを説くという。だが、キリスト教は「あなた方は生まれつき罪を背負っており、したがって祈り、悔い改めないと堕落するのだ」という不安を強迫観念として植えつけるという。特に中世ではそのような説教がなされた。「ここに集まった3000人のみなさんのうち、90人は救われない!」と司祭に言われて、自殺した人が3人いるという事実。西欧人のメンタリティの基層に眠る、罪への恐れをたっぷりと理解することかできる。

  • 陽香

    200041231

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