Product Details
ISBN 10 : 4622079232
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Content Description
本書は、死が間近な人の生の実態、「安楽死問題」、患者の事前意思表明書など、アクチュアルな問題を論じ、ドイツで読まれ続けているベストセラーである。医療に求められるのは、患者の痛みを鎮めることだけではない、人間としての尊厳を保ちながら穏やかに死を迎えられるようにすることである。著者の説く看取りの教育はドイツの医師養成課程に採り入れられ、不可欠の課題になっている。緩和医療やホスピスをめぐる誤解や偏見をただし、よりよい終末期のための医療と社会制度を説く、“死”に関する現代の必読書。
目次 : 死ぬことについてわたしたちは何を知っているか/ 命の終わり―希望と現実/ 看取りの構造/ 命の終わりに人は何を必要とするか/ 黙想と重い病/ 空腹と渇きは死を招くか―終末期の患者、認知症または植物状態の患者への栄養水分補給/ 命の終わりにもっとも頻繁に遭遇する問題―また、どのようにしてそれを防ぐか/ 命の終わりのための準備―意思決定委任状と患者の事前意思表明書/ 医療における「死亡幇助」とはどのようなことか―自己決定と死への備えとのあいだの終末期医療/ 緩和医療とホスピスの活動―神話と現実/ 死を目前にした命―緩和医療の贈り物
【著者紹介】
ジャン・ドメーニコ・ボラージオ : 1962年、ノヴァーラ(イタリア)生まれ。1986年にミュンヒェン大学で医学博士号を取得後、ヴァイツマン科学研究所(イスラエル)、シカゴ大学、マックス・プランク精神医学研究所、ミュンヒェン大学などでおもに精神医学に従事。その後、緩和医療学に転じ、2006年から2011年までミュンヒェン大学緩和医療学講座主任を務めた後、ローザンヌ大学医学部教授、緩和医療学講座主任、附属病院緩和医療科主任。2009年、ドイツにおける終末期医療に関する患者の事前意思表明書の法制化、および医学部での緩和医療学の必須科目化に関する法制化に指導的な役割を果たす
佐藤正樹 : 1950年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。広島大学名誉教授。博士(文学)。ドイツ文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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壱萬弐仟縁
読了日:2015/12/26
ケイトKATE
読了日:2018/10/17
げんさん
読了日:2024/03/10
PukaPuka
読了日:2016/07/31
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