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イカロスの夢 愛蔵版世界の名作絵本

ジャン・コーム・ノゲス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784338260060
ISBN 10 : 4338260068
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

太陽は天頂に達した。イカロスは大胆な羽ばたきで父親の頭上にあがった。王の息子が闘いの相手にもしないほど侮辱した奴隷の子は、この瞬間、神々の領域に達しようとしていた。彼の望みは下界ではことごとく暗礁に乗りあげたが、ここでは遂げることができるのだ。多すぎる夢をもったイカロスは栄光の絶頂にあった。もっと高く、もっと高く、とイカロスは思った。目は輝きに満ちていた。

【著者紹介】
ジャン=コーム・ノゲス : 1934年、南仏ピレネー山脈に近いカステルノダリー生まれ。パリの大学で文学を専攻し、教師となる。教職と並行して児童小説の執筆を始める。鷹匠になることに憧れた中世の少年を描いた「Le Faucon d´enich´e(巣から出された鷹)」(1972年)で注目を浴び、その後も多数の作品を出版している。現在は引退して故郷に近い小さな村に住み、文筆業に専念するとともに、児童・生徒を対象にした講演活動も活発に行っている

イポリット : 1976年アルプス地方生まれ。フランス海外領土のレユニオン島在住。リヨンのエミール・コール・デッサン学校でイラストを学ぶ。新聞・雑誌のイラストや児童書の挿絵を多数手がけ、バンド・デシネ(ベルギー・フランスのマンガ)の作家でもある。バンド・デシネ版『ドラキュラ』で2004年ブリュッセル・ブックフェアの最高絵本賞を受賞。スクラッチボードから水彩までさまざまな技法を用いた独特の作風で高い評価を得ている

こだましおり : 1959年広島県生まれ。神戸市外国語大学等卒業後、会社勤務を経て、1989年渡仏し、パリ第3大学現代フランス文学修士課程修了。在仏邦字紙の編集を経て、現在はフリーライター・翻訳家としてパリ近郊で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • モリー

    🎼昔ギリシャのイカロスは 蝋でかためた鳥の羽 両手に持って 飛び立った 勇気一つを共にして🎼という歌を小学生の頃に習った覚えがあります。歌詞の内容から、イカロスはギリシャの悲劇の英雄くらいに思っていました。しかし、この本を読みイカロスのイメージは一変。イカロスが持っていたのは勇気ではなく、蛮勇であり、軽率さでした。アテネの王の末裔でありながら、訳あって国から逃亡した父、ダイダロスは天才であり、クレタ王ミノスからミノタウロスを閉じ込める迷宮を作らされた人物。ある事件の末に親子でその迷宮に幽閉される→続く

  • Maiラピ

    ギリシャ神話のミノタウロスの伝説、アリアドネの糸、そしてイカロスの翼は全部繋がったお話だったのを初めて知りました。威風があるがどんどん引き込まれる文体となんといってもこの挿画の素晴らしさに眼もw心も持っていかれました。大胆な構図と繊細なスクラッチ、ほんといい!!ダイダロスとイカロスが背につけた翼で飛翔しようとするシーン、イカロスが落ちて海の波に飲み込まれるシーン、一見の価値ありです。とにかくおススメおススメ絶対おススメw大人の絵本まさしく愛蔵版。

  • 小夜風

    【図書館】娘たちが通った幼稚園では何故か卒園式で「勇気一つを友にして」を歌うのが伝統です(笑)。イカロスのお話は子どもの頃にその歌で知りました。それぞれ別々のお話だと思っていたミノタウルスやアリアドネもイカロスのお話とこんな風に繋がっていたのですね。核になる迷宮の恐ろしいこと……。鳥の羽根の翼は憧れたなぁ。迫力のある絵も素敵でした。

  • 後半になると、やっと読みやすくなった?。絵本??結構難しい表現が多かった?。

  • ケニオミ

    小峰書店の「愛蔵版 世界の名作絵本T」の新刊が出ました。今回は「民話と伝説」編です。ミノタウロス、アリアドネの糸、イカロスの墜落は別個に理解していたのですが、一連のお話であることをやっと理解できました。人間の欲望の結果生を受けたミノタウロス。人肉を好むミノタウロスを世間から隔離するため、できないことはないと言われたダイダロスが迷宮をつくります。迷宮をつくったことで起こるアリアドネの不幸と、ダイダロスの息子、イカロスの墜落を扱っています。ギリシャ神話は人間臭く興味深いですね。このシリーズまだまだ楽しみです。

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