ジャン・クロード・グランベール

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神さまの貨物

ジャン・クロード・グランベール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591166635
ISBN 10 : 4591166635
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。きょうの食べ物にも困るような暮らしだったが、おかみさんは「子どもを授けてください」と祈り続ける。そんなある日、森を走りぬける貨物列車の小窓があき、雪のうえに赤ちゃんが投げられた―。明日の見えない世界で、託された命を守ろうとする大人たち。こんなとき、どうする?この子を守るには、どうする?それぞれが下す人生の決断は読む者の心を激しく揺さぶらずにおかない。モリエール賞作家が書いたこの物語は、人間への信頼を呼び覚ます「小さな本」として、フランスから世界へ広まり、温かな灯をともし続けている。

【著者紹介】
ジャン=クロード・グランベール : 1939年、パリ生まれ。劇作家、児童文学作家。フランス演劇界で最も権威あるモリエール賞を6度受賞、アトリエ工房でユダヤ人生存者が経験を語る「L’Atelier(アトリエ)」や「Zone Libre(非占領地帯)」でそれぞれモリエール賞最優秀作家賞はじめ、パリ市グランプリ、アカデミー・フランセーズ演劇部門賞などを受賞。ほかにも多くの作品がSACD(舞台作家・作曲家協会)グランプリ、批評家組合グランプリなどを受賞し、舞台で再演、再々演されている。映画では、フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞で最優秀脚本賞を受賞(2003)。フランソワ・トリュフォー監督作品でセリフ作者としても活躍。近年は子どもや青少年のための作品にも力を入れ、フランス教育省発行の児童文学者リストにその名が掲載されている

河野万里子 : 上智大学外国語学部フランス語学科卒。訳書多数。上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位ということで読みました。タイトルと貧しい木こりが登場するので、御伽噺か童話かと思いきや、ユダヤ人強制収容所、ホロコーストの時代の哀しくも美しい愛に溢れた小品、翻訳小説部門第2位も納得です。 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008283.html

  • けんとまん1007

    ホロコースト。偽りのない事実。そこから生まれた希望の明日へのものがたり。幼子のいのち。これほど、愛おしいものはない。その存在は、人の心をほぐし、慈しみを生む力がある。

  • fwhd8325

    童話のような語り口で始まる。だがその内容は、戦争の、アウシュビッツの悲惨な歴史です。どんなに過酷な局面でも愛する心を失わなければと物語は教えてくれる。優しさと激しさを秘めた熱い物語だと思いました。

  • モルク

    家畜用の貨物列車に乗せられ収容所に向かうユダヤ人の父が窓から投げた双子のかたわれの女の子の赤ちゃん。その子を拾った森の貧しい木こりの妻。彼女はこの小さな贈り物に愛を注ぐ。次第に夫もこの子を慈しむようになる。ユダヤ人やホロコーストのことを、このようにおとぎ話風に書くと、すっと心の中に入ってくる。たくさんの愛ある物語の中で、深いテーマがあり、圧倒される世界観である。ページ数も少なく字も大きくて読みやすい。いろんな世代の人に読んでほしい一冊である。

  • 青乃108号

    短い物語ですぐに読み終える事ができる。【夜と霧】の読後に続けて読んだので、読み物としての深みには物足りなさを感じた。

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