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ISBN 10 : 4622097567
Content Description
『罪と罰の彼岸』で知られ、ホロコースト体験者、レジスタンスで捕まった後さまざまな拷問も経験した著者が50代半ばに、本書は書かれた。時間の観念や他者の視線、社会とのかかわり方の変化、孤独感、死に向かうプロセスのようなものが、プルーストはじめ数々の文学作品ともども描かれる。多くの「老い」の本とは一線を画した思索的・哲学的エッセイ。本書執筆から10年後に著者は自死した。
【著者紹介】
ジャン・アメリー : 1912‐1978。1912年ウィーンに生まれ、文学・哲学を学ぶ。1938年ナチズムを逃れてベルギーに亡命、レジスタンスに参加。1943年ゲシュタポに逮捕され、アウシュヴィッツ、ブーヘンヴァルト、ベルゲン=ベルゼン強制収容所に送られる。1945年の解放後ブリュッセルに住み、作家・批評家として活発に活動した。ロマン・エッセイという独特のスタイルにより機知と明晰をもって書き、“現代ヨーロッパにおける最も興味深い思索者の一人”と見なされた。1978年ザルツブルクで自死
初見基 : ドイツ文学専攻。著書に『ルカーチ』(講談社、1998)、訳書にシュミット『ハムレットもしくはへカベ』(1998、みすず書房)『アーレント=ブリユソヒャー往復書簡』(共訳・2014、みすず書房)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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