ジャワーハルラール ネルー

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父が子に語る世界歴史 5 新装版 民主主義の前進

ジャワーハルラール ネルー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622085256
ISBN 10 : 4622085259
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

19世紀になって、ダーウィンを筆頭とする科学の発達が、はじめてキリスト教会の権威に打ち勝った。それは、ドイツ、フランス、イギリスに、期せずして偉大な「思想家」たちが誕生した時代でもある。まるで、無数の水滴がひとつの「歴史」という大河に合流するかのように、19世紀は、一方で経済を基盤にした帝国主義を発展させ、他方で、民主主義を大きく前進させた。そこで視野に入ってくるのは、イギリスが繁栄を謳歌したヴィクトリア時代であり、カール・マルクスにはじまる社会主義の黎明であり、アメリカの南北戦争であり、アイルランド自治独立問題の先鋭化である。しかしネルーは、「民主主義」なるもののはらむ複雑な問題点と限界を、透徹した洞察力で見抜き、けっして見逃さない。20世紀に突入する直前の時代が、厚みと含蓄に富んだ歴史として、ふたたび語られる。

目次 : 回顧/ イラン文化の伝統/ ペルシアの帝国主義と民族主義/ 一八四八年のヨーロッパ/ イタリアの統一と独立/ ドイツの勃興/ 大思想家たち/ ダーウィンと科学の勝利/ 民主主義の前進/ 社会主義の黎明〔ほか〕

【著者紹介】
ジャワーハルラール・ネルー : 1889‐1964。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過した。この間、ガンディーの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年憲法の成立、51年インド経済5カ年計画、54年ジュネーヴ会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった

大山聰 : 1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文芸学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぷるぷる

    色々な国や文化や思想に寄り道しながらも第一次世界大戦まで。長きに渡る収監された生活で時間がたっぷりあったとので思索の旅に出たということらしくちょっと複雑な気がするが、困難な時期でもこんな時間の使い方もあるのかとその凄さに感心します。どの国においても封建主義社会に対する民主化や大衆運動の動きを語っていてインドと自らに重ねている気がします。アメリカに関する箇所で「いちばん新しい帝国は土地すら所有せずただその国の富や富を生む諸要因を領有するにすぎない」と現代を予言するようでビックリしました。この巻は面白いです。

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