ジャレド・ダイアモンド

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銃・病原菌・鉄 下巻 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎

ジャレド・ダイアモンド

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794210067
ISBN 10 : 479421006X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

各大陸の住民の運命を決めたものとは?人類史を動かした様々な要因を分析し、それぞれの大陸について具体的に検証。壮大な人類史のミステリーを読み解く世界的ベストセラー。「上巻」同時刊。

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Book Meter Reviews

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  • カピバラKS

    ●近現代に中国が欧州に遅れをとった要因の分析が優れている。●この問題は、欧州におけるプロテスタント倫理の存在や中国による儒教道徳の弊害といった人為的要因が指摘されてきた。しかし本書によれば、これらは全て皮層的な見方となる。欧州の発展と中国の停滞は両者の地理的条件に基づく必然なのだ。●本書は環境決定論に立脚し、個々人の才幹や努力が人類史に及ぼす影響を評価しない。人が歴史の潮流に対して、結局のところ無力なのかどうかはさておき、人は誰しも大河の一滴に過ぎないことを想う。

  • 00年、13年電子書籍版。読了まで半年以上かかった。ユーラシア大陸は東西に長く食糧生産、伝播に有利。牛や豚など家畜になる動物の種類も多かった。ここから感染症も生まれるが、稠密な人口集団が免疫を持っていく(「新大陸」に持ち込まれた感染症の影響は大きい)。南北アメリカ大陸やアフリカ大陸にはこれらがなく(南北アメリカ大陸にも家畜化可能な大型動物がいたかもしれないが食べてしまった)、あるいはあっても乏しかった、ということで、人種や民族による生物学的な差異が、その歴史的発展の差異を生み出したという見解を否定する。

  • Miyoshi Hirotaka

    地球が太陽に近くとも遠くとも生命は誕生していなかった。それと同じようにヨーロッパ人がアフリカ大陸を植民地化できたのは人種的な差ではなく、偶然の賜物に過ぎない。一方、中世の中国は技術分野で世界をリードしていたが政治的、文化的統一が強かったことが災いし、為政者の決定でその強みが棄却された。逆に長期に不統一だったヨーロッパでは、適度な競合が生じ、発明や技術が伝播し易かった。食料生産、定住による人口集約、地理的な優位性が有史以前の社会に競争優位をもたらしたが、個人の特質や文化的特異性も歴史に作用する。

  • seki

    1万年以上もの時を超えてきた人類史。史実と筆者の推測が混ざっている記述も多く、??な部分もあったが、読み物としては大変面白かった。しかし、地域による発展の差を「環境に起因する」と結論付けてしまう点は疑問を感じざるを得ない。かといって私などには否定のしようもないが。仮に環境に要因があるとすれば、科学の発展により、阻害要因とされていたものが解消され、世界のバランスは変化し続けるのかもしれない。EUに未来はあるのか、中国は世界をリードする国になりうるのか。世界の見方の新たな角度を提言している意味で良書だと思う。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    「歴史に ”if” はない」とはよく言われることだ。本書を読んで強く思った「もしも」は、「もしも中国(明)において、十五世紀初頭の”鄭和の西洋下り”政策が継続されていたなら」一六世紀以降の世界の覇権はヨーロッパではなく中国が握っていたのだろうか。そして中国はやはり世界を侵略し植民地化を図ったのだろうか。二十一世紀の世界はどんな姿になっていたのだろうということだ。だれかそんな小説を書いてくれないものだろうか。きっとピエール・ブールによる小説『猿の惑星』を超える作品になるに違いないだろうと思う。

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