ジャレド・ダイアモンド

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若い読者のための第三のチンパンジー 人間という動物の進化と未来

ジャレド・ダイアモンド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794221759
ISBN 10 : 4794221754
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ダイアモンド博士の第一作『人間はどこまでチンパンジーか?』が、最新の情報を取り入れてより読みやすくコンパクトに!『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』のテーマがこの1冊に凝縮!「人間とは何か」を問う知的冒険の一冊!

目次 : 第1部 ありふれた大型哺乳類(三種のチンパンジーの物語/ 大躍進)/ 第2部 奇妙なライフサイクル(ヒトの性行動/ 人種の起源/ 人はなぜ歳をとって死んでいくのか)/ 第3部 特別な人間らしさ(言葉の不思議/ 芸術の起源/ 農業がもたらした光と影/ なぜタバコを吸い、酒を飲み、危険な薬物にふけるのか/ 一人ぼっちの宇宙)/ 第4部 世界の征服者(最後のファーストコンタクト/ 思いがけずに征服者になった人たち/ シロかクロか)/ 第5部 ひと晩でふりだしに戻る進歩(黄金時代の幻想/ 新世界の電撃戦と感謝祭/ 第二の雲)

【著者紹介】
ジャレド・ダイアモンド : 進化生物学者、生理学者、生物地理学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校社会科学部地理学科教授。一般向けの初めての著書が『人間はどこまでチンパンジーか?』(新曜社)。『銃・病原菌・鉄』でピュリッツァー賞、コスモス国際賞等を受賞、「ゼロ年代の50冊」(朝日新聞社)の第1位に選出

レベッカ・ステフォフ : 歴史・科学読物作家。名著についての若い読者向けの編著で定評がある

秋山勝 : 立教大学卒業、出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ジャレド・ダイアモンドの著書は何冊か読んでいます。重なる部分も多いですが、本書で発見することもありました。農耕は正しい道だとばかり思っていましたが、デメリットもかなりあるというのは目から鱗でした。人類は地球に取って、第三のチンパンジーであり、性質の悪い害獣であるという認識を持たないと、近い未来に地球を滅ぼしてしまうかも知れません。各国の指導者達はこの本を読み、自覚を持つように!

  • カザリ

    衝動買いしてしまった! 内容は本当に入門書というか、トリビアという感じでした。

  • akira

    図書館本。 久しぶりのジャレド・ダイアモンド。今回も様々考えさせられた。 自分が氏の本を好む理由、それはとても興味深い議題を投げかけてくれるからだ。答えを求めるのではなく、何か議題に対してどう考察てきるのか、また何がわからないのか。そういった時間を与えてくれる。この時間は至福の時だ。 ジェノサイドとはなんだったか。善悪ではなくそのメカニズムとは何か。起こる仕組みと繰り返される仕組み。 「なにも学ばれることなく、すべて忘れさられる」

  • メタボン

    ☆☆☆☆ ヒトはどのように進化してきたのか、それに伴い失われた種の存在にも思いをはせる良書。最終章では地球環境の破壊に警鐘を鳴らす。コモンチンパンジー及びボノボとはヒトは98.4%のDNAを共有している。その違いを考察していく過程が興味深い。隠された排卵と性交、多くの音節を発音できる咽喉構造から言語への進展。農業の功罪(一か所にとどまることによる疫病の発生。これは現在のコロナ禍の暗示とも言える。)。人種の移動による文明の滅亡。ジェノサイド(大量殺戮)の歴史。人口増加と種の絶滅のスピードのリンク。

  • りょうみや

    有名な著者だけどレビュー書くのは初。今でこそ人類進化学、進化心理学の本は多いけど原初は91年出版なのでまさにこの分野の先駆けだろうか。著者専門の生物地理学の側面が濃いのが特徴。タイトルの通りチンパンジーとの比較だけでなく多面的に人間について分かりやすく理解できる。巻末の解説で長谷川眞理子氏が日本の高校で人間をについて教えていないと嘆いているが同感。本書やサピエンス全史みたいな内容は教えておいてほしいと思う。読了後に完全版が出ているのを知ったが読み比べたくなった。

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