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危機と人類 下 日経ビジネス人文庫

ジャレド・ダイアモンド

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532199906
ISBN 10 : 4532199905
Format
Books
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る―では、現代日本が選ぶべき変化とは何か。現代日本は、基本的価値観を再評価して取捨選択し、「新常態」に適応できるか。そして人類はいま全世界を襲う危機に対し、協調した行動をとれるだろうか。国家的危機を左右する12の要因は、世界の危機にも応用できるのか。博覧強記の著者が解決への道筋を提案する。

目次 : 第2部 国家―明らかになった危機(承前)(ドイツの再建/ オーストラリア―われわれは何者か?)/ 第3部 国家と世界―進行中の危機(日本を待ち受けるもの/ アメリカを待ち受けるもの―強みと最大の問題/ アメリカを待ち受けるもの―その他の三つの問題/ 世界を待ち受けるもの)/ エピローグ 教訓、疑問、そして展望

【著者紹介】
ジャレド・ダイアモンド : カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授。1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数

小川敏子 : 翻訳家。東京生まれ、慶應義塾大学文学部英文学科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍

川上純子 : 津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、出版社勤務を経て、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。フリーランスで翻訳・編集の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • びす男

    日本は2度登場する。上巻は近代の成功、下巻は現在進行している危機についてだ■日本のジレンマは、他国が移民で緩和した問題について「移民に頼らず解決する方法をみつけられない」ことだ、という。資源が逼迫している日本は、人口が減った方がいいという指摘にも共感する■矛先は米国社会にも。なかでも「政治的妥協」の衰退に鳴らした警鐘は、昨年の大統領選後に見えた景色と重なった■危機対応は、「悪い選択肢の中から」の選択が求められる。そこに事実の直視、価値観などが絡む。著者が示した12指標を、さまざまな事例に当てはめてみたい。

  • 金吾

    上巻に続きドイツとオーストラリアの過去の危機を分析した後に進行中の危機を分析しています。違和感はあるものの内容は分かりやすく、またアメリカの知識人が現在の日本をどのように評価し紹介しているのかの一端を読めるのは良かったです。

  • nagoyan

    優。戦後ドイツ、オーストラリアに次いで現在進行形の危機として、日本、米、世界が取り上げられる。興味をもつべきかのは、現在の日本、のはずなのだが、下巻の白眉は豪に関する記述だろう。なかなか、日本からの視線では気付かない英豪の微妙な関係や、東南アジアに対する豪の視線なども視野に入ってきて興味深かった。で、日本に関する教訓は146頁末尾の4行をどう読むかという点で180度その後の対応が異なりそうでもある。リアリストならどう読むか。たぶん、その二通りに読むべきなのだろう。

  • ちゃま坊

    ガザの破壊された街の映像を見ると、敗戦後の日本とドイツのことを思い浮かべる。今では経済大国の2国だがどん底からの復興は奇跡と言える。特にドイツは2度の敗戦、ハイパーインフレ、国土の分断、東西ドイツ再統一時の経済負担と何度も危機を乗り越えてきた。他国が学ぶべきことは多い。さらに日本とアメリカの抱える未来の危機に言及しているが、どうなるか。

  • はふ

    本書では、これまでに国家が体験してきた危機を12の要因に照らし合わせて論じてきた。12の要因によってそれぞれの国家を考察していくと、各国家が独自の性格を持っていることが分かり面白い。 最近では、世界規模の危機として新型コロナウイルスがあり、この危機に対しても、12の要因の枠組みによって考察することに意義があった。 現在では、ワクチンの接種率が高まってきており、爆発的に蔓延した当初よりも事態は収束してきている。しかし、まだ危機は完全に回避できていない。コロナ後の世界に向けて対策も強化していくべきなのである。

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