ジャミル・ジャン・コチャイ

Individuals/organizations Page

Books

きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする

ジャミル・ジャン・コチャイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309209203
ISBN 10 : 4309209203
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文学は変わった―ビデオゲームのマップに入り込み、アフガニスタンの故郷で殺されようとしている叔父を救出に向かう少年。配達され続ける息子の肉片を縫い合わせていく母親。パレスチナの囚人解放を求めてYouTubeでハンガー・ストライキを拡散する大学生たち。サルに変身し反乱軍を率いることになった青年。いつまでも死ねない老女を見守る天使と地球。9.11以後の数多の瓦礫をさまよう亡霊を、神話的な笑いで紡ぐ戦争文学の新地平。最注目作家による傑作短篇集。

【著者紹介】
ジャミル・ジャン・コチャイ : 1992年生まれ。アフガニスタン系アメリカ人作家。パキスタン・ペシャワールの難民キャンプで生まれ、その後カリフォルニアに移住。2019年、デビュー作である『99 Nights in Logar』がペン/ヘミングウェイ賞およびDSC南アジア文学賞の最終候補に選出。2作目となる本書でアスペン・ワーズ文学賞、クラーク・フィクション賞を受賞したほか、全米図書賞フィクション部門の最終候補にも選ばれるなど、いま最も注目を集める新世代作家のひとり

矢倉喬士 : アメリカ文学研究者、翻訳家。大阪大学特任講師。ドン・デリーロを中心とした博士論文にて博士号を取得後、映画・グラフィックノベル・ビデオゲーム・Netflixドラマなど様々なメディアを通して多角的に現代アメリカの姿を分析している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • はるを@お試しアイコン実施中

    🌟🌟🌟☆☆。(俺に取って)キャッチーなタイトルで以前から読んでみたいと思い選書。「スメル」という言葉が似合う程、臭い立つような韻を踏んだような文体が印象的なアフガニスタン系アメリカ人作家が書いた短編集。特にタイトルチューン、『差出人に返送』『ハラヘリー・リッキー・ダディ』「サバーの物語』『職務内容は以下の通り』が印象的だったけれど、やっぱりクセ強作家なので読めないヤツは全然読めなかった。読む前にアフガニスタンの現状と宗教についてwikiでサラッと舐めておいた方が読解し易いかも。

  • 形式における実験が悉く成功し、短編一つ一つに輝かしい趣がある。現実から非現実がゆっくりと顔をのぞかせるような筆致で、読者は気がつけば異様な世界に呑まれている。特に表題作、「職務内容は以下の通り」「巡礼者ホタクの呪い」は興味深く読んだ。二人称を効果的に使い、読んでいる私も小説に没入し、世界の当事者となる。著者の人生の軌跡が滲み出すすぐれた短編集。

  • くさてる

    アフガニスタン系アメリカ人の著者による短編集。「イスラム民間伝承と21世紀的メディア環境を経由したマジック・リアリズム」という訳者解説がみごと。文化的にも馴染みがないし、読みやすい形式でもないし、辛い描写や理解しがたい展開もある。でも、それ以上にただもう、読み手をひきこむ力が文章からしたたってくる短編集です。海外文学好きにはぜひ。

  • Ecriture

    著者のジャミル・ジャン・コチャイさんに、この短篇集とゲームについて取材したインタビュー記事が公開されました。 5000字以上削らないといけなかったのが残念ですが、著者自身による作品解説や、コジマゲームについてのコメントには読みごたえがあると思います。 ぜひ本とあわせてお楽しみください。 → https://realsound.jp/book/2025/09/post-2156204.html#google_vignette

  • あやっち

    メタルギアソリッドの題名だったので、ゲーマーにおすすめの本かと思ったら違いました。 アフガニスタンを故郷に持つ人の日常や思い、魂に触れることができる、絵画のような作品。ニュースでは知ることのできない現実。 読書上級者向けだと思います。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items