ジャネット・スケスリン・チャールズ

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あの図書館の彼女たち 創元文芸文庫

ジャネット・スケスリン・チャールズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488805050
ISBN 10 : 4488805051
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1939年パリ。20歳のオディールは、アメリカ図書館の司書に採用された。本好きな彼女は熱心に仕事に取り組み、女性館長や同僚、個性豊かな図書館利用者たちとの絆を深めていく。やがてドイツとの戦争が始まり、図書館は病院や戦地にいる兵士に本を送るプロジェクトを開始する。しかしドイツ軍がパリを占領し、ユダヤ人の利用者に危機が訪れ‥‥。人々にかけがえのない本を届け続けた、図書館員たちの勇気と絆を描く感動作。待望の文庫化!

【著者紹介】
ジャネット・スケスリン・チャールズ : アメリカのモンタナ州出身で、現在はパリに住む。デビュー長篇Moonlight in Odessaはメリッサ・ネイサン賞のロマンティック・コメディ小説部門賞を受賞し、〈パブリッシャー・ウィークリー〉誌で2009年秋のデビュー作品トップ10のひとつに選ばれ、10か国語に翻訳されている。パリのアメリカ図書館でプログラム・マネジャーとして働いた経験を活かして『あの図書館の彼女たち』を執筆した。この作品は2021年2月のAmazonベストブックの一冊に選ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストに載るなど人気を博した

〓山祥子 : 1960年東京都生まれ。成城大学文芸学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaoriction

    すべての、本を愛し、図書館を愛する人たちへ。文学を愛し、図書館で育った人たちへ 私はこの一冊を切にお薦めする。きらめく宝石よりも 紙を、本を欲するアナタにも。特に大きな出来事や展開があるわけではないが(戦争という大きすぎる出来事はあるけれど)、みんなの日常、心情を丁寧に追いかけるような物語。本との出会いと人との出会い、友との出会い。関わり方。そして、別れ。生きてゆく上で大切な瞬間と言葉。素敵な言葉の数々。何より、こういう何事もない日々に好きな本を好きなだけ読むことのできる幸せ。私はこれからも本を読みます。

  • NakaTaka

    久しぶりに読み応えのある小説を読んだ。舞台は第二次世界大戦時のパリのアメリカ図書館と1980年代のアメリカ西部モンタナ州の小さな町。主人公オディールの若い頃図書館勤務していた時代と高齢となった現在。第二次世界大戦時、パリはナチスの占領下にあり、閉鎖せざるを得ない図書館もあった。そのような状況下でアメリカ図書館はどうだったのか?実話を元に緊迫感を伴いながら話は進む。一方、こんなに図書館を愛する主人公がなぜアメリカに来たのか?他人と相容れないオディールに、隣に住むリリーが次第に関わっていく。人間の弱さ強さ。

  • バーニング

    フランスにおける戦時下の図書館で働く女性たちの悲しくも美しい物語、かと思いきやもっとドロドロとした人間関係のお話だった。ただ変にきれいに書くよりは、あり得そうなリアリティに根差していてよかったと思うし、美しいだけでは生きていけないことをよく知っている人たちだったのだろう。ただ時々挿入される1980年代モンタナのパートが必要だったかどうかは良くわからない。最後は少し感動的でもあったけれど。 https://medium.com/@burningsan/b9d823d8d353

  • ボケンセ

    史実を元に創作された小説で、フランスのパリにあるアメリカ図書館とアメリカのモンタナという二つの場所を舞台に過去と現代を二人の主人公がそれぞれの視点で、それぞれの想いや感情が時折交差しながら紡がれる物語は、読み手をある時はナチスドイツ占領下のドイツへまたある時は現代のモンタナへと誘い、ナチスの影に怯えながらも毅然とした態度で図書館を運営する司書達の勇気に感動したり、友情の大切さや人生の難しさを主人公と共に追体験したりと読み応えのある一冊です。

  • Kom

    戦時下のパリの図書館という特異なシチュエーション。パリ解放後に不幸が訪れたり、ナチスのフックスが「図書館の守護者」だったりと、色々考えさせられる。

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